2019年度工学院大学大学院・化学応用学専攻
酵素工学特論(Enzyme Technology)[5501]
2単位 坂口 政吉 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 分子生物学やバイオテクノロジーの分野では、新しい生物資源の開発、新品種の作製、環境保全などにおけるバイオレメディエーションなどを目標にして研究が進められている。これらの分野の基礎は酵素の利用にある。バイオサイエンスを目指す研究の基礎として酵素に関する知識とその応用を修得する。
In the field of molecular biology and biotechnology including industrial and environmental applications, a number of the attempt to understand the organisms of interest and to utilize them have been advanced. For the their purposes, we will understand the potentials of enzymes which contribute to their properties and will utilize the functions of enzymes.
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画
第1回:タンパク質(酵素)の構造 structures of proteins 第2回:酵素の機能 functions of enzymes 第3回:酵素反応速度論 enzyme kinetics 第4回:アロステリック酵素 modulations of enzyme reaction 第5回:遺伝子組換え酵素の取得 expressions and enzymes as recombinant proteins 第6回:工業用酵素の研究開発と応用-洗剤用酵素 protein engineering-detergent enzymes 第7回:工業用酵素の研究開発と応用-繊維加工用酵素と紙・パルプ関連酵素 protein engineering -fiber-processing enzymes 第8回:工業用酵素の研究開発と応用-食品工業用酵素 protein engineering -food-processing enzymes 第9回:工業用酵素の研究開発と応用-醸造用酵素と飼料用酵素 protein engineering -brewing and metabolism-relating enzymes 第10回:酵素法による物質生産 procuctions of materials using enzyme reactions 第11回:臨床用診断酵素 assessments of materials using enzyme reactions 第12回:酵素工学-安定性 protein engineering -protein stability- 第13回:酵素工学-基質特異性 protein engineering -reaction specificity of enzymes- 第14回:学習成果の確認 (試験) と講評 review of this course
- <成績評価方法及び水準>
- 各回の授業の最後に提出するレポート(50%)と論文紹介プレゼンテーション(50%)で評価する
The achievement in this course was evaluated by reports and presentations.
- <教科書>
- 指定図書なし
- <参考書>
- 新・入門酵素化学 西沢一俊、志村憲助編 南江堂
酵素キネティクス 中村隆雄著 学会出版センター 構造生物学 河野敬一・田之倉優編 共立出版
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎 前期金曜 14-15時 17-303室
坂口E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 自分の研究に関する酵素があれば、多くの文献を読み、どのような方法で、どんなことがわかってきているのか、貪欲に調べてほしい。そして、その一端を授業内で共有して、私も皆さんと同様に知識が広がっていければと思います。
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