2018年度工学院大学大学院・建築学専攻
建築室内気候特論(Indoor Climate)[3215]
2単位 野部 達夫 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 室内の温熱環境に関係する物理学、生理学、心理学を知る。
This course provides the knowledge about physics, physiology and psychology associated with indoor climate.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.オリエンテーション
冷暖房、換気システムの変遷について、解説する。 2.温熱生理学の基礎知識 体温の恒常性や代謝、熱エネルギーの流れ方について解説する。 3.体温調節の仕組み 発汗、血流量による体温制御、行動性の体温調節について解説する。 4.人体の熱放散の仕組み 温熱環境因子と物理現象について解説する。 5.温熱環境の評価 温熱環境の評価方法の変遷について解説する。 6.温熱感覚と快適感覚 快適の定義について解説する。 7.PMV 予測平均温冷感申告(PMV)について解説する。 8.SET* 標準有効温度(SET*)について解説する。 9.その他の評価手法 作用温度、湿球グローブ温度指標などを解説する。 10.基本データの計測手法 温熱環境を評価するための物理量の計測手法を解説する。 11.温熱心理学 温熱的受容に関する心理学を解説する。 12. 事例研究1 パッシブ手法に関する解説を行う。 13. 事例研究2 アクティブ手法に関する解説を行う。 14. 学習内容の振り返り
Subject in the course: 1.Orientation History of air-conditioning and ventilation 2.Basic knowledge of physiology 3.Mechanism of body temperature regulation 4.Mechanism of heat dissipation 5.Evaluation of thermal environment 6.Thermal and comfort sensation 7.PMV 8.SET* 9.Other evaluation method 10.Mesurement technology 11.psychology 12.Case study 1 13.Case study 2 14.Reviewing of the course
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回のディスカッション及びプレゼンテーションの評価による。定期試験は実施しない。
100点法で評価し、平均60点以上を合格とする。 Evaluation: Discussion and presentation in class
- <教科書>
- 新版・快適な温熱環境のメカニズム、空気調和・衛生工学会編、丸善
- <参考書>
- 指定参考書は無し。その都度指示する。
- <オフィスアワー>
- 木曜日 13:00〜13:30 A−2415
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