2018年度工学院大学大学院・建築学専攻
コンクリート材料特論(Concrete Materials)[1504]
2単位 阿部 道彦 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 主要な建築材料の一つであるコンクリートについて、高強度コンクリートを対象に英文教科書および国内参考図書・文献を使用して,コンクリートの使用材料,フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの特性,調合設計方法,実大施工実験、試験方法などについての基本的知識の修得と語学力の向上を図る。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 高強度コンクリートの概論
Outline of high strength concrete 2. 高強度コンクリート用材料(1)セメント Materials.Part.1 Cement 3. 高強度コンクリート用材料(2)骨材 Materials.Part.2 Aggregate 4. 高強度コンクリート用材料(3)混和材料 Marerials.Part.3 Admixture 5. 調合設計の方法 Method of mix design 6. 高強度コンクリートの性質(1)フレッシュ性状 Properties.Part.1 Properties of fresh concrete 7. 高強度コンクリートの性質(2)強度特性 Properties.Part.2 Sterngth characteristics 8. 高強度コンクリートの性質(3)耐久性 Properties.Part.3 Durability 9. 高強度コンクリートの性質(4)耐火性 Prpperties.Part.4 Fire resistance 10. 高強度コンクリートの施工の概要 Outline of Construction of High strength concrete 11. 鉄筋の施工 Reinforcement construction 12. コンクリートの施工 Concrete costruction 13. 内部温度と強度発現 Internal temperature and strength development 14. 学習成果の確認(レポート作成) Confirmation of result of learning
- <成績評価方法及び水準>
- 教科書または参考図書で課題を与え、レポートの作成状況で成績を評価する。レベルは、コンクリート工学会の技士と主任技士の中間程度とし、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- ・Design of Modern Highrise Reinforced Concrete Structures (Editor H.Aoyama) Imperial College Press出版
- <参考書>
- ・コンクリート技術の要点,日本コンクリート工学会編著
・日本建築学会の仕様書(JASS5)・指針類(高強度コンクリート施工指針等)
- <オフィスアワー>
- 月曜日の授業終了後2時間、A-2574室、また、メール(abe@cc.kogakuin.ac.jp)により質問・相談を受け付けることもできます。火曜日午後・水曜日午後・金曜日午前は、八王子11-263室でも可能です。
- <学生へのメッセージ>
- 高層建築物に使用される高強度コンクリートの学習を通じて、一般のコンクリートの基礎的知識の理解も深められることになる。専門分野における語学の習得も兼ねてがんばってほしい。
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