2017年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻

グルーバル・キャリア・パス(Global Career Path)[6401]


2単位
新井 敏夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
ボーダーレスなビジネスの世界でグローバルに活躍するためには、エンジニアリングのテクニカルなスキルを有するだけではなく、自分の考えや信念を異文化の中でも伝えられなければならない。そして多様な人たちと働くためには、文化の違いを超えて人々の本意や真意を理解しようとする意識や心構え持つ事が重要である。 本コースでは実際のビジネス社会での事例を通じて、グローバルに活躍できる人材となるために必要な知識やスキルを習得していく。さらに自分が仕事に何を求めているか、仕事を通じて何を達成したいのか?という問いについてもキャリア理論を論じながら具体的に考えていく。グローバルな環境で仕事をすることに興味と関心を持ち、気後れすることなく適応できる心構え、意識を醸成する。

Course Objectives:
This course helps students cultivate global perspectives of business and career. This course provides students with communication skills and business techniques to survive in a diverse workplace. The course also encourages students to explore their interests, values which will help them identify career choices in global job market.

<授業計画及び準備学習>
1. グローバル化の現状理解と具体例の検証(ビジネス社会の現状把握)
2. キャリア論の理解と自己分析(仕事に何を求めてるのか)、モチベーションマネジメント理解
3. マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート1(異文化コミュニーション)
4. マルチカルチャー理解と具体事例の検証 パート2(異文化コミュニーション)
5. ダイバーシティ&インクルージョン理解(ビジネス社会の現状把握)
6. ダイバーシティ&インクルージョン実践にむけてのディスカッション
7. コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート1(コンフリクト・マネジメント)
8. コンフリクト理解と解決のためのスキル習得 パート2(コンフリクト・マネジメント) 
9. Win-Winの関係構築のための自己主張 パート1(アサーティブ・コミュニケーション)理解と自己分析
10. Win-Winの関係構築のための自己主張 パート2(アサーティブ・コミュニケーション)理解とスキル習得のための演習 
11. Win-Winの関係構築のための自己主張 パート3(アサーティブ・コミュニケーション)実践にむけてのための演習
12. グローバルに通用するプレゼンテーションスキルの習得のための演習
13. 国際的な場面で通用するグループディスカッション・ファシリテーション・スキル習得のための演習
14. コースサマリー、ケーススタディ、グループディスカッションと最終プレゼンテーション

Schedule:
1. Introduction of global job market
2. Career theories and self-assessments
3. Cross-cultural communication 1
4. Cross-cultural communication 2
5. Theories of diversity and inclusion
6. Practice of diversity and inclusion
7. Conflict management in diverse workplace 1
8. Conflict management in diverse workplace 2
9. Assertive communication 1
10. Assertive communication 2
11. Assertive communication 3
12. Presentation skill for a global audience
13. Group communication skill
14. Group presentation and presentation

<成績評価方法及び水準>
・課題レポート提出を求め、理解と考察レベルから判定する。
・授業参加への積極性、演習発表内容も評価の対象となる。
100点満点中60点以上を合格とする
・正当な理由のない遅刻、欠席は減点対象となることがある。

<教科書>
授業ごとにパワーポイントで作成したテキストを配布。

<参考書>
ロバート・E・アルベルティ/マイケル・L・エモンズ、「自己主張(アサーティブネス)トレーニング」、東京図書
谷口真美、「ダイバーシティ・マネジメント」、白桃書房
山口一男、「ダイバーシティ」、東洋経済新報
狩野みき、「世界のエリートが学んできた『自分で考える力』の授業」

<オフィスアワー>
毎週木曜日15時から17時。A2777研究室。
事前にメール連絡を入れることが望ましい。
mail:michael_lee_arai@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
「グローバル・キャリア・パス」では、実際の企業がどのようにグローバル化に対応しているかを伝えたい。その上で、グローバル化に対応できる社会人が有する知識、心構え、スキルは何かなどをレクチャーのみならず、ディスカッションや演習を通して理解習得 してほしい。


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