2016年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻
自動車システム特論(Advanced Automotive System)[4605]
2単位 桂 晃洋 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 自動車は個人の使用する機器システムであると同時に、道路交通としての観点や輸送システムとしての位置付けもあって、社会との関係が深い。複合システムとしての自動車システムについて理解するとともに、人との接点、社会との接点に軸足を置いて、よりよい社会の発展に向けて自ら考える力を養うことをねらう。
具体的な達成目標は、以下の通り。 (1)自動車業界のグローバル動向と自動車システムのおかれている状況を踏まえ、安全・安心、環境、利便性などの重要課題を理解する。 (2)「走る、曲がる、止まる」という自動車の基本機能に加え、ハイブリッド自動車、電気自動車などの電動化技術、省燃費や安全性向上のための電子制御技術、サービス性を向上する車載ナビゲーションやITS(Intelligent Transportation Systems)関連の情報技術など自動車システムに関わる技術を広く理解する。 (3)上記課題を踏まえ、上記技術を統合したモビリティシステムの将来について考察し、自動車を軸として関連する社会システム全般に対する洞察力を養い、問題を発見し解決する力と知恵を身につける。
(JABEE学習・教育到達目標) 「システムデザインプログラム」 (C)文献・実地調査,仮説の設定と検証などを行う能力をもち,さらに,技術的問題を分析し,課題を設定・解決できる技術者・研究者を育成します:◎ (D)国際的にも通用するコミュニケーション力,リーダーシップなどの社会・人間関係スキルをもつ技術者・研究者を育成します:◎
JABEE基準1の(2)の内容 (g):◎ (a),(c),(d),(e),(f),(h),(i):○
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 自動車システムの基礎
2. 自動車と社会との関わり 3. 自動車を取り巻く環境(1) 4. 自動車を取り巻く環境(2) 5. 内燃機関と電動化技術(1) 6. 内燃機関と電動化技術(2) 7. 電子制御技術(1) 8. 電子制御技術(2) 9. 車載情報システム(1) 10. 車載情報システム(2) 11. 道路交通システム(1) 12. 道路交通システム(2) 13. モビリティシステムの将来 14. 学習内容の振り返り、まとめ 準備学習:講義で取り上げる課題テーマを随時提示するので、次回講義までに準備学習し、ミニレポートとして提出すること。
- <成績評価方法及び水準>
- 授業への寄与(出席+発言・発表)、ミニレポート提出(回数未定)、最終テスト、によって成績評価する。
授業出席率:60%以上、レポート全件提出で平均60点以上、最終テスト60点以上、を合格とする。
- <教科書>
- 授業にて配布する資料、等
- <参考書>
- 講義を通じて随時情報提供する。
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎17-101:金曜日 9:30〜17:00、新宿校舎A-1736:火曜日 10:30〜12:00
上記時間外でも随時質問を受け付けます。メールでの質問も可。
- <学生へのメッセージ>
- みずから意欲を持って学習することが大切です。将来の自動車のあり方に興味のある学生の受講を歓迎します。
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