2016年度工学院大学大学院・情報学専攻
情報コンテンツ設計特論(Information Content Design)[2309]
2単位 チャン ジョ 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 文書・音声・映像・ソフトなどの情報の内容に関するコンテンツ産業は、国内外の展開を通じた成⻑を見込める有望な産業である。この講義は情報コンテンツ設計の専門知識を学び、よいコンテンツの設計によって新たな価値を創出することを目指し、コンテンツ設計案を編成する。
1.コンテンツ産業の現状と発展を理解できる。 2.情報コンテンツ設計のプロセスを把握できる。 3.ユーザ情報を利用し、よいUXを提案・評価をできる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.講義の説明
この講義の内容を説明した上、ディスカッションやコンテンツ設計のため、履修人数に応じてクループをつくる。
2.コンテンツ産業の現状・課題及び今後の発展 コンテンツ産業の現状、及び日本の推進政策を説明する。現状を踏まえて今後発展上の課題についてディスカッションを行う。 準備学習:日本コンテンツ産業の現状を把握する。
3.マーケティングとコンテンツ・ビジネス メディア・エンタテイメント・アプリなど情報コンテンツにおいてのマーケティングについて説明する。新しい戦略についてディスカッションを行う。 準備学習:情報コンテンツのマーケティング状況を把握する。
4.情報コンテンツ設計の技術 情報コンテンツを設計・開発する技術の動向について説明する。 準備学習:コンテンツ開発に関する技術について、概観的に理解する。
5.情報コンテンツに対するユーザー評価 ユーザー評価の評価方法、評価基準、評価体系について説明する。 準備学習:いままで自分で使用した評価方法を検討し、メリットとデメリットをまとめる。
6.情報コンテンツ開発上のユーザーエクスペリエンス(UX) 情報コンテンツにおいてユーザーエクスペリエンス(UX)の重要性を説明する。 準備学習:既存コンテンツのUXの問題点を考える。
7.UXによる付加価値 よいUXによる付加価値の有益性について説明する。 準備学習:商品の有形価値と無形価値を理解する。
8.実践的なコンテンツ設計:テーマの選定 既存のコンテンツのUXから、さらに価値を付与し、ディスカッションによってよいUXを提供できるテーマを選定する。 準備学習:問題点を洗い、新しい提案の方向を考える。
9.現状を調査した上、設計コンセプトを確定する。 前回確定したテーマに対して調査し、現状と問題点を絞った上、ディスカッションによって設計コンセプトを確定する。 準備学習:前回確定したテーマに対して調査し、現状をまとめる。
10.新たなUX及び付加価値について、ディスカッションによって確定する。 準備学習:UXに対応する付加価値について調査する。
11.コンテンツの開発を実現する技術的な手段を確定する。 準備学習:事前に関連する技術を調査する。
12.プロトタイプの作成と講評 準備学習:コンセプトに従いプロタイプを設計・提案する。
13.提案したコンテンツ設計案をどのようにマーケットに推進するかをディスカッションし、設計案、全体の企画書を完成する。 準備学習:マーケット戦略を考える。
14.学習内容の振り返り 準備学習:前回までの総復習を行う
- <成績評価方法及び水準>
- 最終課題(レポート)による100点評価を行う。60点以上で合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
必要に応じて資料を配付する。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
- <オフィスアワー>
- 新宿キャンパスA1575 金曜日15時〜16時
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