2016年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築歴史意匠特論(Architectural History and Design)[4603]


2単位
中島 智章 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
大内田 史郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 ここ2000年の建築の歴史の中でも重要な建築理論書や建築史関連の文献・論文の購読を行い、それらについての理解を深める。これらの知識は、いわゆる建築計画系分野(狭義の建築計画、歴史意匠、建築設計など)にたずさわるにあたっても有用であり、建築計画系各分野の研究・実践においてそれらを応用できるようになることを目指す。
 また、歴史的建造物の保存・再生の幾つかの事例について見学と輪読を交えながら理解を深め、歴史的な観点からの見方や、実際の設計における手法や課題について学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. 前半ガイダンス、および、輪読の役割分担
 準備学習:取り上げる文献を通読する。
2. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
3. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
4. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
5. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
6. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
7. 文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
 発表は各回3名を予定。履修生の数が少ない場合、残りの回数は教員による授業を実施する。
8. 後半ガイダンス、輪読の役割分担、および、見学対象建築の解説
 準備学習:取り上げる文献を通読する。
9. 歴史的建造物の保存・再生事例の見学(第9、10回は同日に集中実施する)
 準備学習:見学対象建築についての配付資料を熟読する。
10.歴史的建造物の保存・再生事例の見学(第9、10回は同日に集中実施する)
 準備学習:見学対象建築についての配付資料を熟読する。
11.文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
12.文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
13.文献購読・発表
 準備学習:取り上げる文献の該当箇所を熟読し、発表者は発表資料を作成する。
14.学習内容の振り返り
 準備学習:前回までの総復習を行う。

<成績評価方法及び水準>
 「輪読」という授業形式であることから毎回出席を取る。授業での複数の発表、および、発表資料を評価して得点を定め、その平均点が60点以上の者に単位を授ける。

<教科書>
 特になし。

<参考書>
 輪読で取り上げる書籍・論文は以下の通りである。
[中島(智)]
建築史学会の論文誌『建築史学』掲載の諸論文を、各自、1本ずつ選択する。
[大内田]
第8回授業で指示する。今のところ、下記の文献を予定している。
T.H.M.プルードン:『近代建築保存の技法』、鹿島出版会、2012年

<オフィスアワー>
[中島(智)]
時間:後期火曜日の17:25〜17:55
場所:新宿キャンパス高層棟9階設計準備室
その他、簡単な質問は授業前後に教室でも受け付ける。
[大内田]
時間:後期火曜日 17:30〜18:30
場所:八王子キャンパス3号館03-310号室
その他、簡単な質問は授業前後に教室でも受け付ける。

<学生へのメッセージ>
 毎年、修士課程のプロジェクト研究(設計)の発表会に参加しているが、ここ2、3年、プロジェクトに関連する事柄に対して、多くの発表者の備えている知識が圧倒的に欠けていることを痛感している。
 所属研究室の活動が最も重要なのは当然だが、この科目も含め、たまには指導教員以外の教員の授業に参加することも、修士に期待される幅広い関心を呼び起こすのに大切なのではないかと考える。


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