鉄筋コンクリート構造特論（Advanced Theory of Reinforced Concrete Structures）[4502]

＜授業のねらい及び具体的な到達目標＞

鉄筋コンクリート（RC）構造設計に係る諸事について講義します。
耐震設計の進め方・耐震診断の進め方，その中で扱う「変形性能」「強度」等について講義します。また，RC造部材の強度評価式の多くはは実験式です。よって、実験結果を分析する数値解析手法について講義します。数値解析手法を進展させて有限要素法に講義を展開します。

＜授業計画及び準備学習＞

１） 鉄筋コンクリート構造設計法１（設計法の流れ）
２） 鉄筋コンクリート構造設計法２（構造特性係数について）
３） 鉄筋コンクリート構造の耐震診断１（診断法の流れ）
４） 鉄筋コンクリート構造の耐震診断２（靱性指標について）
５） 部材の終局強度
６） 鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部
７） 袖壁付き柱
８） 接着系アンカー
９） 極値について考える１（重回帰分析と耐力評価式）
１０） 極値について考える２（フーリエスペクトル）
１１） 極値について考える３（有限要素法、鉄筋コンクリート構造の有限要素解析）
１２） 輪講１
１３） 輪講２
１４） 輪講３

＜成績評価方法及び水準＞

講義の終盤で行う輪講を成績評価に用います。

＜教科書＞

講義に用いる資料をKuPort（電子教材の配布）を介してを毎回事前に配布します。

＜参考書＞

各自で相応しい力学書を選定してください。
まずは、「弾性論」等とタイトルされた図書から読むと良いでしょう。

＜オフィスアワー＞

メールにて日程調整をし、質問に応じます。「dt82143@ns.kogakuin.ac.jp」

＜学生へのメッセージ＞

実務における建築構造設計の大半は鉄筋コンクリート構造設計です。RC構造の特徴、設計法の展開を学び、熟考してください。そして、疑問があったら率直に問いかけてください。対話形式の授業にしたいと希望しています。