2016年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築室内気候特論(Indoor Climate)[3216]


2単位
野部 達夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
室内の温熱環境に関係する物理学、生理学、心理学を知る。

<授業計画及び準備学習>
1.オリエンテーション
冷暖房、換気システムの変遷について、解説する。
2.温熱生理学の基礎知識
体温の恒常性や代謝、熱エネルギーの流れ方について解説する。
3.体温調節の仕組み
発汗、血流量による体温制御、行動性の体温調節について解説する。
4.人体の熱放散の仕組み
温熱環境因子と物理現象について解説する。
5.温熱環境の評価
温熱環境の評価方法の変遷について解説する。
6.温熱感覚と快適感覚
快適の定義について解説する。
7.PMV
予測平均温冷感申告(PMV)について解説する。
8.SET*
標準有効温度(SET*)について解説する。
9.その他の評価手法
作用温度、湿球グローブ温度指標などを解説する。
10.基本データの計測手法
温熱環境を評価するための物理量の計測手法を解説する。
11.温熱心理学
温熱的受容に関する心理学を解説する。
12. 事例研究1
パッシブ手法に関する解説を行う。
13. 事例研究2
アクティブ手法に関する解説を行う。
14. 学習内容の振り返り

<成績評価方法及び水準>
毎回のディスカッション及びプレゼンテーションの評価による。定期試験は実施しない。
100点法で評価し、平均60点以上を合格とする。

<教科書>
新版・快適な温熱環境のメカニズム、空気調和・衛生工学会編、丸善

<参考書>
指定参考書は無し。その都度指示する。

<オフィスアワー>
木曜日 13:00〜13:30 A−2415


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