2016年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築都市エネルギーシステム特論(Building Energy System Engineering)[2218]


2単位
横山 計三 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
近年、温暖化防止、低炭素社会への移行が求められている。現代社会では、多くのエネルギーが消費され、産業用を除き、その多くが都市や建物で消費されている。本講義では、エネルギーについて基礎から応用までを建築系の技術者の視点で見直し、今後の都市計画や建物設計に生かすことを目的としている。エネルギーの供給サイドと需要サイドの特徴を十分に理解し、低炭素社会構築方法を考えることを通して、アイデアをより具体的・定量的に評価する力を身に着けることができる。

<授業計画及び準備学習>
下記の内容について,教員と学生が双方向で考えや意見を交わし,議論する時間を,毎回の授業に設けます。
1.環境とエネルギー:地球環境問題と建築・都市のエネルギー消費、循環型社会
2.エネルギーの基礎1:エネルギー政策、世界と日本のエネルギー事情
3.エネルギーの基礎2:力学的、熱、電気的、化学的、核エネルギー、エネルギーの変換と効率
4.エネルギー資源1 :化石燃料(ガス、石油、石炭)
5.エネルギー資源2 :自然エネルギー1(地球と太陽エネルギー、太陽光、太陽熱)
6.エネルギー資源3 :自然エネルギー2(その他:地熱、風力、水力、海洋)
7.都市とエネルギー1:都市の構成、電気・熱供給
8.都市とエネルギー2:交通のエネルギー、都市形態とエネルギー
9.建物とエネルギー1:消費傾向、用途別、需要先別消費状況
10.建物とエネルギー2:エネルギーマネジメント(BEMS)、ZEB・ZEH、省エネルギー、CGS
11.エネルギーと評価:LCA、LCCO2
12.低エネルギー社会に向けた取り組み:政策、スマートシティ
13.低炭素社会へのアイデア発表
14.学習内容の振り返り

<成績評価方法及び水準>
最終レポート課題及び出席状況・授業中の課題等による。60%以上を合格とする。

<教科書>
適宜、資料配布。

<参考書>
特になし。

<オフィスアワー>
毎週火曜日、12:50〜13:20、新宿キャンパス24階A-2412室


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.