2016年度工学院大学大学院・建築学専攻
建築都市エネルギーシステム特論(Building Energy System Engineering)[2218]
2単位 横山 計三 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 近年、温暖化防止、低炭素社会への移行が求められている。現代社会では、多くのエネルギーが消費され、産業用を除き、その多くが都市や建物で消費されている。本講義では、エネルギーについて基礎から応用までを建築系の技術者の視点で見直し、今後の都市計画や建物設計に生かすことを目的としている。エネルギーの供給サイドと需要サイドの特徴を十分に理解し、低炭素社会構築方法を考えることを通して、アイデアをより具体的・定量的に評価する力を身に着けることができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の内容について,教員と学生が双方向で考えや意見を交わし,議論する時間を,毎回の授業に設けます。
1.環境とエネルギー:地球環境問題と建築・都市のエネルギー消費、循環型社会 2.エネルギーの基礎1:エネルギー政策、世界と日本のエネルギー事情 3.エネルギーの基礎2:力学的、熱、電気的、化学的、核エネルギー、エネルギーの変換と効率 4.エネルギー資源1 :化石燃料(ガス、石油、石炭) 5.エネルギー資源2 :自然エネルギー1(地球と太陽エネルギー、太陽光、太陽熱) 6.エネルギー資源3 :自然エネルギー2(その他:地熱、風力、水力、海洋) 7.都市とエネルギー1:都市の構成、電気・熱供給 8.都市とエネルギー2:交通のエネルギー、都市形態とエネルギー 9.建物とエネルギー1:消費傾向、用途別、需要先別消費状況 10.建物とエネルギー2:エネルギーマネジメント(BEMS)、ZEB・ZEH、省エネルギー、CGS 11.エネルギーと評価:LCA、LCCO2 12.低エネルギー社会に向けた取り組み:政策、スマートシティ 13.低炭素社会へのアイデア発表 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法及び水準>
- 最終レポート課題及び出席状況・授業中の課題等による。60%以上を合格とする。
- <教科書>
- 適宜、資料配布。
- <参考書>
- 特になし。
- <オフィスアワー>
- 毎週火曜日、12:50〜13:20、新宿キャンパス24階A-2412室
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