2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

観測天文学特論(Observational Astronomy)[5304]


2単位
小麦 真也 准教授  
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
人類の宇宙に対する理解は、観測および理論の両輪によって拡がってきた。本講義では主に電磁波を手段とした観測的天文学について概説する。
現代の天文学の概略および、観測の手法と装置について理解することを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
第1回:天文学の歴史と社会
 準備学習:なぜお金にならない天文学を人間は何千年もやっているのか?考えてくること。
第2回:天体の色・等級・距離・質量の測定
 準備学習:対数計算の復習をしておくこと。
第3回:星の進化とスペクトル I
 準備学習:熱力学、級数展開を復習しておくこと。
第4回:星の進化とスペクトル II
 準備学習:第3回の講義を復習すること。
第5回:銀河の進化とスペクトル I
 準備学習:第2回、第3回の講義を復習すること。
第6回:銀河の進化とスペクトル II
 準備学習:第6回の講義を復習すること。
第7回:銀河団、超銀河団、活動銀河核、ブラックホール
 準備学習:第7回の講義を復習すること。
第8回:天体からの輻射と輸送 I
 準備学習:第2回、第3回の復習をすること。
第9回:天体からの輻射と輸送 II
 準備学習:第8回の復習をすること。
第10回:観測の基礎
 準備学習:フーリエ変換の復習をしておくこと。
第11回:望遠鏡の構造と仕組み I
 準備学習:第10回の復習をすること
第12回:望遠鏡の構造と仕組み II
 準備学習:第11回の復習をすること
第13回:ニュートリノ天文学、重力波天文学
 準備学習:上記テーマについて、各自調べておくこと
第14回:地球外生命探査
 準備学習:特に指定しない。

<成績評価方法及び水準>
授業中に指示する課題レポートにより評価する。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
<シリーズ現代の天文学> 日本評論社

<オフィスアワー>
金曜日5限、総合教育棟1S-327にて。

<学生へのメッセージ>
必要に応じて、級数展開やフーリエ変換などの数学的手法を使うので、復習しておくこと。


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