2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

現代制御システム特論(Modern Control Systems Theory)[4304]


2単位
黄 慶九 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
・現代制御理論の入門である数学基礎を身につける。
・連続系と離散系の動的解析、可制御と可観測、安定性、オブザーバ、レギュレータ、サーボシステム等現代制御の基本理論が習得できる。
・ロバスト制御、最適制御、適応制御、知的制御などのアドバンスト制御の仕組みと動向が把握できる。

<授業計画及び準備学習>
1. 現代制御の歴史、数学的基礎(ベクトルと行列の基本演算、固有値、固有ベクトル)
  準備学習:教科書の1章を熟読する。2.1-2.4を熟読し、例題を解く。
2. 数学的基礎(正定値行列、特異値分解、z変換)
  準備学習:教科書の2.5-2.8を熟読し、例題を解く。
3. 動的システムのモデル
  準備学習:教科書の3章を熟読し、例題を解く。
4. 連続時間システムの解析
  準備学習:教科書の4章を熟読し、例題を解く。
5. 離散時間システムの解析
  準備学習:教科書の5章を熟読し、例題を解く。
6. 可制御性
  準備学習:教科書の6.1を熟読し、例題を解く。
7. 可観測性
  準備学習:教科書の6.2を熟読し、例題を解く。
8. システムの安定性
  準備学習:教科書の7章を熟読し、例題を解く。
9. 状態フィードバックと極配置
  準備学習:教科書の8章を熟読し、例題を解く。
10. オブザーバの設計
  準備学習:教科書の9章を熟読し、例題を解く。
11. 最適レギュレータ
  準備学習:教科書の10章を熟読し、例題を解く。
12. サーボシステムの設計
  準備学習:教科書の11章を熟読し、例題を解く。
13. 制御理論的新たな展開−ロバスト制御、適応制御、知的制御
  準備学習:教科書の12章を熟読し、例題を解く。
14.学習成果の確認(授業内試験或いは課題解答)
  準備学習:1回目から前回目までの総復習を行う。

<成績評価方法及び水準>
毎回提出するレポートを20点満点、授業内試験或いは課題解答を80点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。

<教科書>
「現代制御理論入門」 浜田,松本,高橋(コロナ社)

<参考書>
「現代制御の基礎」 田中,石川,浪花(森北出版)
「演習で学ぶ現代制御理論」 森(森北出版)
「システム制御理論入門」 小郷,美多(実教出版)
「MATLABによる制御系設計」 野波,西村,平田(東京電機大学)
「制御基礎理論―古典から現代まで」 中野、美多(昭晃堂)

<オフィスアワー>
木曜日 11:05〜12:50 新宿校舎A-2215号室(制御システム研究室)

<学生へのメッセージ>
ロバスト制御、最適制御、適応制御、知的制御などのアドバンスト制御の数学基礎、基本理論及び設計法を学ぶことができる。
オフィスアワー以外の時間でも質問、面談を歓迎する。ただし、E-mailによって事前にアポイントメントを取るようにお願いします。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.