2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻
☆現代制御システム特論(Modern Control Systems Theory)[4304]
2単位 黄 慶九 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- ・現代制御理論の入門である数学基礎を身につける。
・連続系と離散系の動的解析、可制御と可観測、安定性、オブザーバ、レギュレータ、サーボシステム等現代制御の基本理論が習得できる。 ・ロバスト制御、最適制御、適応制御、知的制御などのアドバンスト制御の仕組みと動向が把握できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 現代制御の歴史、数学的基礎(ベクトルと行列の基本演算、固有値、固有ベクトル)
準備学習:教科書の1章を熟読する。2.1-2.4を熟読し、例題を解く。 2. 数学的基礎(正定値行列、特異値分解、z変換) 準備学習:教科書の2.5-2.8を熟読し、例題を解く。 3. 動的システムのモデル 準備学習:教科書の3章を熟読し、例題を解く。 4. 連続時間システムの解析 準備学習:教科書の4章を熟読し、例題を解く。 5. 離散時間システムの解析 準備学習:教科書の5章を熟読し、例題を解く。 6. 可制御性 準備学習:教科書の6.1を熟読し、例題を解く。 7. 可観測性 準備学習:教科書の6.2を熟読し、例題を解く。 8. システムの安定性 準備学習:教科書の7章を熟読し、例題を解く。 9. 状態フィードバックと極配置 準備学習:教科書の8章を熟読し、例題を解く。 10. オブザーバの設計 準備学習:教科書の9章を熟読し、例題を解く。 11. 最適レギュレータ 準備学習:教科書の10章を熟読し、例題を解く。 12. サーボシステムの設計 準備学習:教科書の11章を熟読し、例題を解く。 13. 制御理論的新たな展開−ロバスト制御、適応制御、知的制御 準備学習:教科書の12章を熟読し、例題を解く。 14.学習成果の確認(授業内試験或いは課題解答) 準備学習:1回目から前回目までの総復習を行う。
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回提出するレポートを20点満点、授業内試験或いは課題解答を80点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 「現代制御理論入門」 浜田,松本,高橋(コロナ社)
- <参考書>
- 「現代制御の基礎」 田中,石川,浪花(森北出版)
「演習で学ぶ現代制御理論」 森(森北出版) 「システム制御理論入門」 小郷,美多(実教出版) 「MATLABによる制御系設計」 野波,西村,平田(東京電機大学) 「制御基礎理論―古典から現代まで」 中野、美多(昭晃堂)
- <オフィスアワー>
- 木曜日 11:05〜12:50 新宿校舎A-2215号室(制御システム研究室)
- <学生へのメッセージ>
- ロバスト制御、最適制御、適応制御、知的制御などのアドバンスト制御の数学基礎、基本理論及び設計法を学ぶことができる。
オフィスアワー以外の時間でも質問、面談を歓迎する。ただし、E-mailによって事前にアポイントメントを取るようにお願いします。
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