2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電力・新エネルギー特論(Electrical Power and New Energy Source Engineering)[4209]


2単位
野呂 康宏 教授  
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
最近脚光をあびている新エネルギー発電システムを中心として最新の技術を学ぶ。低炭素社会へ向けて自然エネルギーの利用が促進されつつあり,それにはどのような技術・装置があるか代表的なものを知る。
新エネルギー発電装置を電力システムに連系する際に必要な条件や課題を理解し、その対策として注目されている蓄電池の応用例を知る。

<授業計画及び準備学習>
1 新エネルギーとは
2 新エネ発電の電力系統連系条件
3 新エネルギー用インバータ 回路方式と動作、制御方式
4 電力貯蔵とその応用
5 風力発電(1) 風力発電の原理、構成、発電特性、発電システム
6 風力発電(2) 導入手順、大規模風力発電、洋上風力発電、導入状況
7 風力発電(3) 研究開発の事例
8 太陽光発電(1) 基本原理、太陽電池の種類、発電特性と出力制御
9 太陽光発電(2) 大規模システム、導入状況、研究開発の事例
10 燃料電池(1) 基本原理と電池種類、システム構成
11 燃料電池(2) 導入状況、コージェネレーション、研究開発の事例
12 直流送電システム  構成と変換器の動作
13 直流送電システム  制御方法
14 学習成果の振り返り

<成績評価方法及び水準>
課題に対するレポート,試験等にて成績を評価する。60点以上を合格とする。

<教科書>
特に使用しない。都度資料を配布する。

<参考書>
平田哲夫,田中誠,熊野寛之,羽田善昭著「エネルギー工学」森北出版  ISBN978-4-627-67061-7
NEDO再生可能エネルギー技術白書(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構のHPにて閲覧可能)

<オフィスアワー>
金曜日 16:30−18:00(新宿キャンパスA2377)
オフィスアワー以外の場合は予めメールを戴きたい。


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