2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

符号・情報理論特論(Fundamentals of Coding and Information Theory)[2211]


2単位
斎藤 秀俊 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
この講義では、シャノンの通信路符号化定理に基づいた符号理論について、近年の研究成果を含んだ話題について講義します。この講義を通じて、さらに通信路符号化の具体的な符号化・復号化方式などについて、進んだ知識を得ることができます。(ただし、取上げるテーマは、変更する場合があります。)

※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。

(JABEE学習・教育到達目標)
「システムデザインプログラム」
(A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎

JABEE基準1の(2)の内容
(c),(d):◎
(b),(e),(g):○

<授業計画及び準備学習>
1.ネットワーク符号化の位置付け
2.ネットワーク符号化の導入事例
3.最小カット・最大フロー定理について
4.ネットワーク符号化のための「主要定理」について
5.「主要定理」の等価的な代数学的記述について
6.「主要定理」の証明について
7.ネットワークマルチキャストモデル
8.線グラフモデル
9.ネットワーク符号化の理論的枠組みについて
10.ネットワーク符号化と代数学的枠組み
11.ネットワーク符号化と組合せ論的枠組み
12.ネットワーク符号化と情報理論的及び線形計画論的枠組み
13.ネットワーク符号化とルーティングの種別
14.学習成果の確認(レポート課題の作成)
ただし、開講年次により講義で扱うテーマの変更もしくは修正する場合がありますが、その場合には第1回目の講義で通知します。また、第13回目までの講義に必要となる準備学習については、事前に決められたプリントの該当箇所を読んだ上で、参考書を利用して不明箇所を調べるなどの準備をして下さい。講義終了後には、講義で得られた知識などを基に、不明箇所を中心に各自で復習して下さい。第14回については、準備学習として、これまでの総復習をしてください。

<成績評価方法及び水準>
講義中の課題、期末のレポートによる課題を課し、これらを対象として評価をします。

<教科書>
指定教科書はありません。講義開始前にプリントを配布するか、別途指定します。

<参考書>
ネットワーク符号化の基礎、銭飛、森北出版
他に、自己に合った符号理論や情報理論の専門書を使って下さい。

<オフィスアワー>
水曜日 15:00〜16:00 新宿校舎22階A-2274教室、もしくは、講義開始後に通知するメールアドレスによる連絡でも構いません。

<学生へのメッセージ>
符号・情報理論について、さらにもう一歩理解を深めたい人に向いています。


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