2016年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻
符号・情報理論特論(Fundamentals of Coding and Information Theory)[2211]
2単位 斎藤 秀俊 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- この講義では、シャノンの通信路符号化定理に基づいた符号理論について、近年の研究成果を含んだ話題について講義します。この講義を通じて、さらに通信路符号化の具体的な符号化・復号化方式などについて、進んだ知識を得ることができます。(ただし、取上げるテーマは、変更する場合があります。)
※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。
(JABEE学習・教育到達目標) 「システムデザインプログラム」 (A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎
JABEE基準1の(2)の内容 (c),(d):◎ (b),(e),(g):○
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ネットワーク符号化の位置付け
2.ネットワーク符号化の導入事例 3.最小カット・最大フロー定理について 4.ネットワーク符号化のための「主要定理」について 5.「主要定理」の等価的な代数学的記述について 6.「主要定理」の証明について 7.ネットワークマルチキャストモデル 8.線グラフモデル 9.ネットワーク符号化の理論的枠組みについて 10.ネットワーク符号化と代数学的枠組み 11.ネットワーク符号化と組合せ論的枠組み 12.ネットワーク符号化と情報理論的及び線形計画論的枠組み 13.ネットワーク符号化とルーティングの種別 14.学習成果の確認(レポート課題の作成) ただし、開講年次により講義で扱うテーマの変更もしくは修正する場合がありますが、その場合には第1回目の講義で通知します。また、第13回目までの講義に必要となる準備学習については、事前に決められたプリントの該当箇所を読んだ上で、参考書を利用して不明箇所を調べるなどの準備をして下さい。講義終了後には、講義で得られた知識などを基に、不明箇所を中心に各自で復習して下さい。第14回については、準備学習として、これまでの総復習をしてください。
- <成績評価方法及び水準>
- 講義中の課題、期末のレポートによる課題を課し、これらを対象として評価をします。
- <教科書>
- 指定教科書はありません。講義開始前にプリントを配布するか、別途指定します。
- <参考書>
- ネットワーク符号化の基礎、銭飛、森北出版
他に、自己に合った符号理論や情報理論の専門書を使って下さい。
- <オフィスアワー>
- 水曜日 15:00〜16:00 新宿校舎22階A-2274教室、もしくは、講義開始後に通知するメールアドレスによる連絡でも構いません。
- <学生へのメッセージ>
- 符号・情報理論について、さらにもう一歩理解を深めたい人に向いています。
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