2016年度工学院大学大学院・化学応用学専攻

ナノ化学特論(Nano Chemistry)[2303]


2単位
高見 知秀 教授  
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
今日においてナノメートルスケールでの科学技術(ナノサイエンス・ナノテクノロジー)は、単に基礎研究だけではなく応用研究へと展開されている。本講義により、化学という観点からナノサイエンス・ナノテクノロジーを理解して、各々の専門となる研究分野との融合によって最先端の研究を着想できる素地ができる。

<授業計画及び準備学習>
以下の項目を取り上げ、トピックスをまじえて進める。
1.ナノスケールでの現象
2.ナノスケールでの解析
3.ナノプローブによる原子分子操作
4.ナノサイエンス・ナノテクノロジーにおける最近の話題
最終回(受講生が多い場合はその前の回も含める)に各自10分の持ち時間で、本講義と関連するトピックスを取り上げて英語でプレゼンをしてもらい、プレゼンの後に5分間の質疑応答を行ってもらう。

<成績評価方法及び水準>
最初の授業で課題を示すので、そのレポートで50%評価する。レポートの評価は、授業で扱った内容をどれだけ踏まえているかで行う。残りの50%は授業計画で示したプレゼンとその質疑応答により評価する。

<教科書>
特になし。授業で用いるスライドはKUPORTと学内ホームページからダウンロードできます。

<参考書>
川合知二 監修「図解 ナノテクノロジーのすべて」工業調査会 (2001/11)
川合知二 監修「図解 ナノテク活用技術のすべて」工業調査会 (2002/11)

<オフィスアワー>
火曜日12:50−13:40(八王子キャンパス4号館3階04-308号室)。メールで連絡・質問する場合は、ft13537@ns.kogakuin.ac.jpまで。

<学生へのメッセージ>
ナノサイエンス・ナノテクノロジーは前世紀末から走査プローブ顕微鏡の出現によって脚光を浴びることになった分野ですが、この分野を理解するには様々な科学技術の基礎が必要となります。それは物理・化学だけでなく生物そして精密工学にも亘る理解となります。本講義により、ナノサイエンス・ナノテクノロジーを基軸として様々な分野の科学技術についての素養が身につくことになります。


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