2016年度工学院大学大学院・化学応用学専攻
☆環境システム工学特論(Environmental Systems Engineering)[1303]
2単位 岡田 文雄 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 近年、工学の分野のみならず社会科学、人文科学分野でも環境に関する知識・認識が必要となってきている。地球温暖化に代表されるように、環境問題は21世紀の最重要課題の一つと認識されており、物作りに係わる化学工学の分野では、特に、環境問題の本質を十分に理解していることが要求される。
この授業では、環境問題の基本である人口、食糧、水、大気、森林、土壌、及び気候温暖化に代表される地球環境問題を、そのメカニズム、技術的・経済的・政策的な対策システムの視点から学び、環境問題の本質を理解する。特に、各種シミュレーションを用いた総合的な環境・経済予測の手法について理解を深める。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.環境問題とその歴史、メドウズのモデル
2.人口、食糧問題 3.水、森林、砂漠化問題 4.途上国の環境破壊と対策 5.アフリカ問題 6.環境経済(外部費用と環境税等) 7.学生の調査結果報告会ー1 8.学生の調査結果報告会ー2 9.具体的な環境改善への取り組み-2(JCAPを例として) 10.地球温暖化と京都議定書 11.IPCC第5次報告書 12.日本の地球温暖化対策 13.米国の地球温暖化対策 14.その他の地域の地球温暖化対策 15. まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 調査結果報告の内容と期末のレポートにより採点いたします。(50%ずつのウェイト)
- <教科書>
- 特になし。授業内容に従って適宜資料を配布いたします。
- <参考書>
- ヨルゲン・ランダースら「2052-今後40年のグローバル予測」(日経BP社、2013年)
- <オフィスアワー>
- 授業終了後の30分間、5号館地下1階B101室にて質問等を受けます。
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