2016年度工学院大学大学院・化学応用学専攻

環境システム工学特論(Environmental Systems Engineering)[1303]


2単位
岡田 文雄 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
近年、工学の分野のみならず社会科学、人文科学分野でも環境に関する知識・認識が必要となってきている。地球温暖化に代表されるように、環境問題は21世紀の最重要課題の一つと認識されており、物作りに係わる化学工学の分野では、特に、環境問題の本質を十分に理解していることが要求される。
 この授業では、環境問題の基本である人口、食糧、水、大気、森林、土壌、及び気候温暖化に代表される地球環境問題を、そのメカニズム、技術的・経済的・政策的な対策システムの視点から学び、環境問題の本質を理解する。特に、各種シミュレーションを用いた総合的な環境・経済予測の手法について理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
1.環境問題とその歴史、メドウズのモデル
2.人口、食糧問題
3.水、森林、砂漠化問題
4.途上国の環境破壊と対策
5.アフリカ問題
6.環境経済(外部費用と環境税等)
7.学生の調査結果報告会ー1
8.学生の調査結果報告会ー2
9.具体的な環境改善への取り組み-2(JCAPを例として)
10.地球温暖化と京都議定書
11.IPCC第5次報告書
12.日本の地球温暖化対策
13.米国の地球温暖化対策
14.その他の地域の地球温暖化対策
15. まとめ

<成績評価方法及び水準>
調査結果報告の内容と期末のレポートにより採点いたします。(50%ずつのウェイト)

<教科書>
特になし。授業内容に従って適宜資料を配布いたします。

<参考書>
ヨルゲン・ランダースら「2052-今後40年のグローバル予測」(日経BP社、2013年)

<オフィスアワー>
授業終了後の30分間、5号館地下1階B101室にて質問等を受けます。


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