2016年度工学院大学大学院・機械工学専攻

高分子成形加工学特論(Advanced Polymer Processing)[5301]


2単位
西谷 要介 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
<授業のねらい>
 高分子材料は成形加工・構造・物性が密接に関連しているため,適切な成形加工法を用いなければ,高分子材料が有する性能を十分に発揮することができない.そのため,高分子材料を実際に利用するためには,各種成形加工法について理解するだけでなく,成形加工により形成される構造や物性を含めてよく理解することが,重要である.また成形加工の基本となるレオロジー,特に溶融体のレオロジーについての理解が必要である.
 本特論では,講義により高分子成形加工の理解を深め,その内容をもとに各自調査した内容等のプレゼンやレポート作成などを行っていく.

<具体的な到達目標>
具体的な到達目標は
(1)高分子材料の成形加工
(2)レオロジー
(3)成形加工・構造・物性の関係
を理解することである.

<授業計画及び準備学習>
1. 高分子材料の成形加工 概要
2. 高分子成形加工1
3. 高分子成形加工2
4. 高分子成形加工3
5. レオロジー1
6. レオロジー2
7. レオロジー3
8. 成形加工・構造・物性1
9. 成形加工・構造・物性2
10. 成形加工・構造・物性3
11. 高分子成形加工の応用1
12. 高分子成形加工の応用2
13. 高分子成形加工の応用3
14. 学習内容の振り返り

<成績評価方法及び水準>
課題レポート(30%),各自調査に基づくプレゼンテーション(30%),および最終レポート(40%)の比重で配点を行い,総合評点が60点以上のものを合格とする.

<教科書>
特に指定しない.必要に応じて,プリントなどを配布.

<参考書>
「流す・形にする・固める―プラスチック成形加工学〈1〉」,プラスチック成形加工学会編,森北出版(シグマ出版)
「成形加工における移動現象―プラスチック成形加工学〈2〉,プラスチック成形加工学会編,森北出版(シグマ出版)
「成形加工におけるプラスチック材料―プラスチック成形加工学〈3〉」,プラスチック成形加工学会編,森北出版(シグマ出版)
「最先端プラスチック成形加工シリーズ第4巻 先端成形加工技術T」,プラスチック成形加工学会編,プラスチックエージ
「ポリマープロセッシング・レオロジー入門」,大柳康,アグネ承風社
「レオロジ−なんかこわくない! ― 数式のないレオロジ−入門 (第2版)」,上田隆宣,サイエンス&テクノロジ−
「レオロジーの世界―基本概念から特性・構造・観測法まで」,尾崎邦宏,森北出版(工業調査会)

<オフィスアワー>
金曜日11:00-12:00,八王子キャンパス8号館303号室(高分子材料研究室)
at13152@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
ぜひ,本特論を通して,高分子成形加工について理解を深めてください.


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.