2016年度工学院大学大学院・機械工学専攻

医用生体計測特論(Biomedical Measurements)[3101]


2単位
堀内 邦雄 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 人間が関わる機械システムや作業システムの研究や開発において、人体の条件や特性を知ることは重要である。生体が発している目に見えない情報をどのように検出して行くか、また、生体情報をどのように応用して行くかを議論する。できるだけ具体的な計測システムを対象として取り上げ、システムの原理を理解するとともに、生体のメカニズムを解明して行く。

<授業計画及び準備学習>
1  講義内容の説明
2  身体形状と    動作方向と基準面、マルチン式人体測定器、体脂肪計
3  力と筋力     筋力計、筋電計、オペアンプ回路
4  体温とエネルギー 身体の熱産生、体温計、
5  心臓 1      電気生理、心電計、
6  心臓 2      流れ、血流計、スワン・ガンツカテーテル
7  心臓 3      圧力、血圧計
8  血液とホルモン  血球計数器、比色定量、血糖値計、ラジオイムノアッセイ
9  肺機能      気量測定、血液ガス濃度測定、パルスオキシメータ
10  脳の機能と感覚器 脳波計、脳磁図計、痛みの計測 VAS、痛み計測器
11  画像計測 1    X線CT、原理構造の説明  PET、原理構造の説明
12  画像計測 2   MRI、超音波診断装置、光トポグラフィ
13  医療器の電気安全 ミクロショック、マクロショック、フローティング
14  口述発表、レポート課題の説明

各回の準備学習はシラバスのキーワードについて調査する。
各回の復習は配付資料を再確認し、授業内容をまとめ直す。

<成績評価方法及び水準>
口述発表36点、レポート40、出席24点とし、60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
特に使用しない、随時、講義資料を配布する。

<参考書>
初学者のための生体機能の測り方:加藤象二朗、他著 日本出版サービス
生体用センサと計測装置:山越憲一、他著 コロナ社

<オフィスアワー>
新宿校舎17階 火曜日 9:00〜10:00

<学生へのメッセージ>
人間の特性について理解し、人に優しい機械を開発していただきたい。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved.