2016年度工学院大学大学院・機械工学専攻

流体工学特論(Advanced Fluid Engineering)[2401]


2単位
伊藤 慎一郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/12/19

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
流体工学という分野に軸足を置きつつも、教科書を理解しながら読み進めるという自己学習能力を習得することを主眼として進める。学生諸君に対訳のついた英文教科書を音読してもらい、英語の発表力もチェックする。質疑を行いながら、理解を深めることの体験を通じて読解力を養成する。

※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。

(JABEE学習・教育到達目標)
「システムデザインプログラム」
(A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎

JABEE基準1の(2)の内容
(c),(d):◎
(b),(e),(g):○

<授業計画及び準備学習>
1 流体の性質 第1章(流体とは、単位系、密度、圧力)
2 流体の性質 第1章(せん断応力、粘性、圧縮性)
3 流れの基礎 第3章(3.1流体運動の記述法、3.2定常・非定常流れ、3.3流線)
4 流れの基礎 第3章(3.4連続の式、3.6流体の加速度)
5 流れの基礎 第3章(3.7オイラーの運動方程式)
6 流れの基礎 第3章(3.8ベルヌーイの定理)
7 中間試験
8 粘性流体の運動 第5章(5.1粘性、5.2、5.3応力)
9 粘性流体の運動 第5章(5.3法線応力、5.4NS方程式)
10 粘性流体の運動 第5章(5.5NS方程式の無次元化 その1)
11 粘性流体の運動 第5章(5.5NS方程式の無次元化 その2)
12 NS方程式の厳密解 第6章(6.1二平行平板間)
13 境界層 第8章
14 総復習
15 理解度チェック

<成績評価方法及び水準>
平常点(レポート等による)20%、中間試験40%、期末試験40%

<教科書>
英和対照「工学基礎テキスト」シリーズ「流体力学」石間 経章著 森北出版

<参考書>
特に指定しない。

<オフィスアワー>
火曜日12:40〜13:30,17:30-18:00八王子8-202
あるいはito@cc.kogakuin.ac.jpに問い合わせの上随時。

<学生へのメッセージ>
この講義を通じて、流体工学の基礎について学ぶと同時に、専門書を自分で読んで新しい分野を習得する手法についても学んでもらいたいと思っています。その他、国際人として活躍できる素養を身に着けてもらえるようエピソードを交えて話します。


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