2016年度工学院大学大学院・機械工学専攻
燃焼工学特論(Combustion Engineering)[2204]
2単位 小林 潤 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 燃焼現象を理解するために、化学反応における平衡論および速度論について学習する。さらに燃焼前後の過程における移動現象(流動,伝熱,拡散)について、具体的な燃焼機器を想定しつつ理解を深める。
- <授業計画及び準備学習>
- 準備学習として熱力学および流体力学の復習を行っておくこと。また、学部3年次に内燃機関,燃焼工学の講義を履修済みの学生は、当該科目の復習も行っておくこと。履修していないものについては、予習等を行うこと。
まず、燃焼の基礎としての化学反応について概論的に学習する。次に燃焼と移動現象との関連性について理解を深める。最後に、燃焼に伴う環境負荷について学び、燃焼技術の今後の展望について考察するための素養を身につける。これら授業目標を達成するために、以下の授業計画に従い授業を進める。 1. 化学反応としての燃焼 1.1 反応式と素反応 1.2 着火 1.3 燃焼計算 2. 移動現象論と燃焼 2.1 燃焼の速度 2.2 流動 2.3 伝熱 3. 燃焼と環境問題 3.1 窒素酸化物・硫黄酸化物の生成機構と抑制技術 3.2 未燃炭化水素の排出挙動と抑制技術 3.3 温室効果ガス排出抑制のための高効率化
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で評価し、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 特になし。
- <参考書>
- 燃焼工学 第3版:水谷幸夫:森北出版(2002)
エンジン−熱と流れの工学−:是松孝治,森棟隆昭:産業図書(2005) 燃焼の基礎と応用:架谷昌信,木村淳一:共立出版(1986)
- <オフィスアワー>
- 火曜日 16:30〜17:00(八王子校舎8-203 居室)
上記時間外でも随時質問を受け付けます。メールでの質問も可。 メール:at13308@ns.kogakuin.ac.jp
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2016 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|