2015年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻
財務会計特論(Financial Accounting Theory)[1502]
2単位 高田 正昭 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 企業経営に必要な企業会計(キャッシュ・フロー概念も含む)の基礎的な知識を学びます。講義のポイントは次のとおりです。
(1)会計とはどのようなものか。 (2)損益の考え方−損益計算書を理解する。 (3)資産、負債、純資産の考え方−貸借対照表を理解する。 (4)キャッシュ・フローの考え方−キャッシュフロー計算書を理解する。 (5)事例分析により上記の理解を深める。
(JABEE学習・教育到達目標) 「システムデザインプログラム」 (B)幅広い視野を身につけるための関連領域(技術経営,知財,マネジメント等)に関する知識と認識をもち,高度なオペレーション能力を身につけた人材を育成します:◎
JABEE基準1の(2)の内容 (a),(e):◎ (b),(h),(i):○
- <授業計画及び準備学習>
- 1回目 会計と株式会社の関係を理解する
2回目 株式会社の仕組みを理解する 3回目 会計の幹を理解する 4回目 会計理論の基礎と簿記1(主要な会計理論) 5回目 会計理論の基礎と簿記2(簡単な簿記と貸借対照表と損益計算書の作成) 6回目 簿記3(反復演習にて簿記と決算手続を理解する) 7回目 決算算書の概観と損益計算書1 8回目 損益計算書2 9回目 貸借対照表1 10回目 貸借対照表2 11回目 キャッシュフロー1 12回目 キャッシュフロー2(倒産事例分析1回目) 13回目 キャッシュフロー3(倒産事例分析2回目) 14回目 連結決算の概要 15回目 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回に行う試験で60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 各回ごとにオリジナル教材を電子配布します。
- <参考書>
- 必要と認められる場合は、講義において紹介する。
- <オフィスアワー>
- 生徒からの質問は基本的に、講義中及び講義の前後で対面方式で受け付けます。E-mailは際限のないやりとりにならないことを前提に受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- 皆さんは技術系科目を専門にしています。しかし将来的には、自ら経営者になったりあるいは経営幹部として活躍することも十分に想定されます。その時には企業会計の知識が不可欠となります。その基礎を習得され、皆さんの活躍の場を広げられんことを希望します。
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