2015年度工学院大学大学院・情報学専攻

画像再構成特論(Image Reconstruction)[4210]


2単位
馬場 則男 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
X線CTに代表されるように、画像再構成法は画像処理の中でも重要な部分を占めている。再構成理論とそれを実践するアルゴリズムがあってはじめて未知の画像(断層像など)が観られる。なぜ切断しなくても人体の内部が見えるのか、や、ぼけた画像がなぜ復元するかなど、それらの理屈と具体的な画像処理方法を会得することを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
第1週 授業内容全体のイントロダクトリートーク、画像再構成とはどのような処理内容を指すのか?について実例を挙げて概説する。概ね、次回以降の資料をPDFファイル等で配布する。それらを次回以降、適宜、事前に概要を見ておくこと。
第2週 X線CT装置と投影データの線形理論、
第3週 ラドン変換と逆投影法、中央断面定理、
第4週 反復再構成法
第5週 様々な応用と課題
第6週 MRIの原理と実際の仕組み
第7週 MRIにおける画像再構成理論
第8週 CTとの違いと特徴、
第9週 様々な応用と課題
第10週 線形理論における画像修復再構成理論
第11週 様々な応用と課題
第12週 非線形画像修復再構成理論
第13週 最大エントロピー法(MEM)における情報エントロピーとは?
第14週 ラグランジュの未定乗数法とノイズ対策
第15週 実際の応用と課題

<成績評価方法及び水準>
基礎テーマと発展的テーマに対するレポート課題を課す。特に、大学院生らしい深い考察内容かどうかを評価し、基準以上の場合に合格とする。

<教科書>
毎回のテーマに即した電子教材をアップする。

<参考書>
特に指定はない

<オフィスアワー>
木曜日5時限目、新宿校舎研究室(1578室) 、事前のメイル等による予約確認を求む。


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