2015年度工学院大学大学院・建築学専攻
建築歴史意匠特論(Architectural History and Design)[4601]
2単位 中島 智章 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 大内田 史郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- [中島(智)]
ここ2000年の建築の歴史の中でも重要な建築理論書や建築史関連の文献の購読を行い、それらについての理解を深める。これらの知識は、いわゆる建築計画系分野(狭義の建築計画、歴史意匠、建築設計など)にたずさわるにあたって、本来は最低限押さえておくべきことであり、建築計画系各分野の研究・実践においてそれらを応用できるようになることを目指す。
[大内田] 歴史的建造物の保存・再生の幾つかの事例について見学と輪読を交えながら理解を深め、歴史的な観点からの見方や、実際の設計における手法や課題について学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- [中島]
1. ガイダンス 輪読の役割分担 2. 文献購読・発表 3. 文献購読・発表 4. 文献購読・発表 5. 文献購読・発表 6. 文献購読・発表 準備学習:取り上げる文献の通読。 発表は各回3名を予定。履修生の数が少ない場合、残りの回数は教員による授業を実施する。
[大内田] 8. ガイダンス 9.10.11 歴史的建造物の保存・再生事例の見学会(半日程度・講義3回分) 12. 文献購読・発表 13. 文献購読・発表 14. 文献購読・発表 準備学習:取り上げる文献の通読。
15. 成績評価
- <成績評価方法及び水準>
- 「輪読」という授業形式であることから毎回出席を取る。各教員が課すレポートの平均点が60点以上の者に単位を授ける。
- <教科書>
- [中島]
担当回の初回に指示する。今のところ、下記の文献を予定している。 ジョン・オナイアンズ:『建築オーダーの意味―古代・中世・ルネサンスの古典オーダー 』、日高健一郎他訳、中央公論美術出版、2004年
[大内田] 教科書は授業の時に指示する。今のところ、下記の文献を予定している。 野村和宣:『生まれ変わる歴史的建造物〜都市再生の中で価値ある建造物を継承する手法〜』, 日刊工業新聞社, 2014
- <参考書>
- 特になし。
- <オフィスアワー>
- 後期木曜日6限の前後。
ただし、下記のウェブサイトに記載されたメイル・アドレス宛てに、注意書きをよく読んでアポイントメントを必ず要請すること。 https://www.facebook.com/cours.nakashima.tomoaki/info?tab=page_info (スマホ・サイトではなく、PCサイトに接続することが望ましい)
- <学生へのメッセージ>
- 毎年、修士課程のプロジェクト研究(設計)の発表会に参加しているが、ここ2、3年、プロジェクトに関連する事柄に対して、多くの発表者の備えている知識が圧倒的に欠けていることを痛感している。
所属研究室の活動が最も重要なのは当然だが、この科目も含め、たまには指導教員以外の教員の授業に参加することも、修士に期待される幅広い関心を呼び起こすのに大切なのではないかと考える。
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