2015年度工学院大学大学院・建築学専攻
都市防災特論(Advanced Urban Disaster Mitigation)[3607]
2単位 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 地震災害など自然災害を対象に、講義と実習を通して、建築・都市の安全・安心に関わる専門的知識と実践的技術を修得する。
・建築・都市の安全・安心対策と計画理論を論理的に説明でき、具体的な課題解決に応用できる。 ・企業等の危機管理対策を論理的に説明でき、具体的な課題解決に応用できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 ガイダンス
講義の進め方とレポート課題の内容・評価基準について説明する。 準備学習:地震工学、建築の安全、地域の安全について復習しておく。
2 我が国の災害環境 我が国で発生する自然災害から得た教訓を理解する。 準備学習:防災白書を参考にして、我が国で発生する自然災害について調べておく。
3 都市防災対策と事業・制度(1) わが国の都市防災対策について理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
4 都市防災対策と事業・制度(2) 都市防災対策に関わる事業・制度について理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
5 空間スケールに応じた防災まちづくり(1) 都市レベルの防災対策を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
6 空間スケールに応じた防災まちづくり(2) 防災都市づくり推進計画を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
7 空間スケールに応じた防災まちづくり(3) 地区防災まちづくりを理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
8 地域共助による防災まちづくりの動向(1) 地域防災力の強化と地区防災計画を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
9 地域共助による防災まちづくりの動向(2) エリア防災と都市再生安全確保計画を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
10 地域共助による防災まちづくりの動向(3) エリアマネジメントと防災の関係を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
11 地域共助による防災まちづくりの実践事例(1) 様々な実践的防災訓練を理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
12 地域共助による防災まちづくりの実践事例(2) 大学を地域防災拠点とした防災・減災の取り組みを理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
13 地域共助による防災まちづくりの実践事例(3) 都心業務地域の防災・減災の取り組みを理解する。 準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。
14 都市防災に関する調査実習 新宿駅周辺地域を事例にして、防災・減災の取り組み、エリアマネジメントの取り組みについて調査を行う。 準備学習:これまでの講義を十分に復習しておく。
15 学習成果の確認 レポート課題を作成し、提出する。
- <成績評価方法及び水準>
- 講義中に行う実習およびレポート課題を100点満点で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 指定教科書はなし。授業時に適宜配布する。
- <参考書>
- 「都市防災学 地震対策の理論と実践」、梶秀樹・塚越功、学芸出版社
「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」福井晴敏(講談社) 「都市防災実務ハンドブック地震防災編」建設省都市局都市防災対策室監修(ぎょうせい) 「都市の大火と防火計画 その歴史と対策の歩み」菅原進一著(共立出版株式会社) 「火災と建築」日本火災学会編(共立出版株式会社) 「地震防災と安全都市」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会) 「大地震と都市災害」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会) 「都市社会学」、藤田弘夫他(株式会社有斐閣) 「神戸・心の復興」、NHK神戸放送局(NHK出版) 「間違いだらけの地震対策」、目黒公郎(旬報社)
- <オフィスアワー>
- 月曜日〜金曜日 18:00〜21:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 講義資料はポータルシステムから入手すること。
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