2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

都市防災特論(Advanced Urban Disaster Mitigation)[3607]


2単位
村上 正浩 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
地震災害など自然災害を対象に、講義と実習を通して、建築・都市の安全・安心に関わる専門的知識と実践的技術を修得する。
・建築・都市の安全・安心対策と計画理論を論理的に説明でき、具体的な課題解決に応用できる。
・企業等の危機管理対策を論理的に説明でき、具体的な課題解決に応用できる。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス
講義の進め方とレポート課題の内容・評価基準について説明する。
準備学習:地震工学、建築の安全、地域の安全について復習しておく。

2 我が国の災害環境
我が国で発生する自然災害から得た教訓を理解する。
準備学習:防災白書を参考にして、我が国で発生する自然災害について調べておく。

3 都市防災対策と事業・制度(1)
わが国の都市防災対策について理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

4 都市防災対策と事業・制度(2)
都市防災対策に関わる事業・制度について理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

5 空間スケールに応じた防災まちづくり(1)
都市レベルの防災対策を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

6 空間スケールに応じた防災まちづくり(2)
防災都市づくり推進計画を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

7 空間スケールに応じた防災まちづくり(3)
地区防災まちづくりを理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

8 地域共助による防災まちづくりの動向(1)
地域防災力の強化と地区防災計画を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

9 地域共助による防災まちづくりの動向(2)
エリア防災と都市再生安全確保計画を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

10 地域共助による防災まちづくりの動向(3)
エリアマネジメントと防災の関係を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

11 地域共助による防災まちづくりの実践事例(1)
様々な実践的防災訓練を理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

12 地域共助による防災まちづくりの実践事例(2)
大学を地域防災拠点とした防災・減災の取り組みを理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

13 地域共助による防災まちづくりの実践事例(3)
都心業務地域の防災・減災の取り組みを理解する。
準備学習:配付するテキストの該当箇所を熟読しておく。

14 都市防災に関する調査実習
新宿駅周辺地域を事例にして、防災・減災の取り組み、エリアマネジメントの取り組みについて調査を行う。
準備学習:これまでの講義を十分に復習しておく。

15 学習成果の確認
レポート課題を作成し、提出する。

<成績評価方法及び水準>
講義中に行う実習およびレポート課題を100点満点で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
指定教科書はなし。授業時に適宜配布する。

<参考書>
「都市防災学 地震対策の理論と実践」、梶秀樹・塚越功、学芸出版社
「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」福井晴敏(講談社)
「都市防災実務ハンドブック地震防災編」建設省都市局都市防災対策室監修(ぎょうせい)
「都市の大火と防火計画 その歴史と対策の歩み」菅原進一著(共立出版株式会社)
「火災と建築」日本火災学会編(共立出版株式会社)
「地震防災と安全都市」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「大地震と都市災害」、鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「都市社会学」、藤田弘夫他(株式会社有斐閣)
「神戸・心の復興」、NHK神戸放送局(NHK出版)
「間違いだらけの地震対策」、目黒公郎(旬報社)

<オフィスアワー>
月曜日〜金曜日 18:00〜21:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
講義資料はポータルシステムから入手すること。


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