2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

室内空気環境特論(Indoor Air Environmental Special Subject)[3406]


2単位
柳  宇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
ヒトは1日の食物、水の摂取量は約2kgであるが、空気は15kgも吸っている。さらに、その15kgのうちの10kg以上は室内の空気である。本特論は、室内空気の質と人体の健康への影響を分かり易く説くものである。
本特論を受講することによって、建築環境中の空気質に関する全般的な知識を習得することができ、空気質を向上するための方策の検討方法を身に着けることができるようになる。

<授業計画及び準備学習>
1.概論−室内空気汚染物質の種類・室内空気汚染のメカニズム
2.室内空気環境と健康(1)シックビル症候群・ビル関連病
3.室内空気環境と健康(2)基準作成方法・量-反応関係・リスク評価
4.室内汚染物質の挙動−粒子状物質(1)非生物
5.室内汚染物質の挙動−粒子状物質(2)微生物・アレルゲン
6.室内汚染物質の挙動−ガス状物質(1)無機化合物
7.室内汚染物質の挙動−ガス状物質(2)有機化合物
8.測定法(1)粒子状物質
9.測定法(2)ガス状物質
10.室内空気質モデル−数学モデル・経験則モデル
11.室内空気質の制御(1)粒子状物質
12.室内空気質の制御(2)ガス状物質
13.特殊環境の室内空気環境−クリーンルーム・病院・閉鎖空間など
14.総括
15.学習成果の確認(レポート)

<成績評価方法及び水準>
成績は期末のレポートによる評価を行うが、理由が無く、3回以上欠席した学生は履修放棄とみなす。

<教科書>
プリント

<参考書>
室内空気清浄便覧、オーム社,定価12,600円

<オフィスアワー>
随時


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