2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

構造計画特論(Theory and practice of structural design)[3212]


2単位
金箱 温春 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
構造計画(構造デザイン)は、普遍的な構造技術を前提とするとともにそれぞれの建築の個別性にも対応し、要求される諸条件に対してバランスを考えることが必要であり、いわば普遍性と個別性を兼ね備えるものである。
本授業において、受講者はさまざまな種類の建築物の構造計画・構造設計について講義により理解し、実例のサーベイや構造計画策定の演習を通じて実践的に学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
本講義は二つの内容で構成される。一つは、さまざまな種類の建築物の構造計画・構造設計について講義により理解することである。もう一つは、受講者が、構造計画の事例調査、及び課題に基づく構造計画の策定を行い口頭発表することで実践的に構造計画を理解することである。

1. 構造計画・設計の原理、建築デザインと構造計画との関係
2. 大スパン建築の構造計画(1) 形態と力学の関係
3. 大スパン建築の構造計画(2) 事例のサーベイ・発表
4. 大スパン建築の構造計画(3) アイデアの発展と略算
5. 大スパン建築の構造計画(4) 構造計画の演習と発表
6. 耐震構造と制振構造の計画
7. 高層建築の構造計画(1) 形態と力学の関係
8. 高層建築の構造計画(2) 事例のサーベイ・発表
9. 免震構造の構造計画
10. 高層建築の構造計画(3) 構造計画の演習と発表
11. 不定形な建築に対応する構造計画 形態を作るルールや解析と施工の問題について考える。
12. 小さな建築の構造計画
13. ハイブリッド構造
14. 特殊建築の事例のサーベイ・発表
15. 復習とまとめ

<成績評価方法及び水準>
構計画に関する調査・実践演習の口頭発表により行う(4〜5回)。
成績は調査、発表においてのオリジナリティーを評価する。

<教科書>
特に無し。
適宜、プリントを配布する。

<参考書>
金箱温春「構造計画の原理と実践」、建築技術
JSCA構造デザインの歩み編集WG「構造デザインの歩み」、建築技術
「挑戦する構造」建築画報社

<オフィスアワー>
授業終了後


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