2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

医療・福祉施設計画特論(Theory of Healthcare and Welfare Facilities)[2104]


2単位
筧 淳夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
医療施設・福祉施設の計画上の課題を理解し、創造的提案能力を獲得する。

<授業計画及び準備学習>
第1回から第9回までは医療施設についての講義を行う。
第10回から第14回までは高齢者施設についての講義を行う。

第1回 4/7 講義概論・医療施設整備の背景
  医療施設が抱える課題の背景を理解する。
  準備学習:講義で理解した医療施設が抱える課題をまとめる。
第2回 4/14 医療施設整備の事業プロセス
  基本構想立案から竣工・維持管理までのプロセスを理解する。
  準備学習:講義で理解した事業プロセスをまとめる。
第3回 4/12 配置計画
  事例を使って医療施設の配置計画を理解する。
  準備学習:配置計画上の課題をまとめる。
第4回 4/28 成長と変化
  事例を使って医療施設の「成長と変化」と「建築的解決策」を理解する。
  準備学習:成長と変化に対する対策をまとめる。
第5回 5/12 病室計画
  事例を使って病室計画の課題を理解し、提案を行う。
  準備学習:課題に従って病室を設計する。
第6回 5/19 スタッフステーション計画
  事例を使ってスタッフステーションの業務内容を理解する
  準備学習:スタッフステーションの大きさや配置を決める要因をまとめる。
第7回 5/26 外来計画
  事例を使って外来の計画課題を理解する。
  準備学習:外来の空間構成を決める要因をまとめる。
第8回 6/2 防災計画
  医療施設の防災上の課題を理解する。
  準備学習:防災上の対策をまとめる。
第9回 6/9 医療安全計画
  医療安全と建築空間との関係について理解する。
  準備学習:医療安全に資する建築的対応をまとめる。
第10回 6/16 高齢者の居室
  事例を使って高齢者の居住環境の課題を理解する。
  準備学習:高齢者の居室計画の課題をまとめる。
第11回 6/23 ユニットの計画
  高齢者の生活単位としてのユニット計画の課題を特別養護老人ホームを事例に理解する。
  準備学習:ユニット計画の課題をまとめる。
第12回 6/30 高齢者施設の設計(1)
  課題に従って高齢者施設の居室を計画し、ディスカッションを行う。
  準備学習:居室の設計を行う。
第13回 7/7 高齢者施設の設計(2)
  課題に従って高齢者施設のユニット・フロアープランを計画し、ディスカッションを行う。
  準備学習:ユニットの設計を行う。
第14回 7/14 高齢者施設の設計(3)
  各自作成した計画案の発表を行い、高齢者施設の提案能力を獲得する。
  準備学習:自分の提案に残されている課題を評価してまとめる。

<成績評価方法及び水準>
成績は授業の途中で求める提出物で評価を行う。
ただし、14回中10回以上の出席を必須条件とする。
提出物を100点満点で評価し、平均60点以上を合格とする。

<教科書>
特に定めない

<参考書>
「医療施設 IS建築設計テキスト」市ヶ谷出版社
「新建築学大系31病院の設計」彰国社
「高齢者の住まい IS建築設計テキスト」市ヶ谷出版社

<オフィスアワー>
講義時間の前後
又は
kakehi@cc.kogakuin.ac.jpにメールで連絡すること。

<学生へのメッセージ>
各自が「調べる」、「まとめる」、「発表する」、「考える」、「議論する」講義にします。
そのため、講義に参加することが必要ですから、出席も評価の対象とします。


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