2015年度工学院大学大学院・建築学専攻
医療・福祉施設計画特論(Theory of Healthcare and Welfare Facilities)[2104]
2単位 筧 淳夫 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 医療施設・福祉施設の計画上の課題を理解し、創造的提案能力を獲得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回から第9回までは医療施設についての講義を行う。
第10回から第14回までは高齢者施設についての講義を行う。
第1回 4/7 講義概論・医療施設整備の背景 医療施設が抱える課題の背景を理解する。 準備学習:講義で理解した医療施設が抱える課題をまとめる。 第2回 4/14 医療施設整備の事業プロセス 基本構想立案から竣工・維持管理までのプロセスを理解する。 準備学習:講義で理解した事業プロセスをまとめる。 第3回 4/12 配置計画 事例を使って医療施設の配置計画を理解する。 準備学習:配置計画上の課題をまとめる。 第4回 4/28 成長と変化 事例を使って医療施設の「成長と変化」と「建築的解決策」を理解する。 準備学習:成長と変化に対する対策をまとめる。 第5回 5/12 病室計画 事例を使って病室計画の課題を理解し、提案を行う。 準備学習:課題に従って病室を設計する。 第6回 5/19 スタッフステーション計画 事例を使ってスタッフステーションの業務内容を理解する 準備学習:スタッフステーションの大きさや配置を決める要因をまとめる。 第7回 5/26 外来計画 事例を使って外来の計画課題を理解する。 準備学習:外来の空間構成を決める要因をまとめる。 第8回 6/2 防災計画 医療施設の防災上の課題を理解する。 準備学習:防災上の対策をまとめる。 第9回 6/9 医療安全計画 医療安全と建築空間との関係について理解する。 準備学習:医療安全に資する建築的対応をまとめる。 第10回 6/16 高齢者の居室 事例を使って高齢者の居住環境の課題を理解する。 準備学習:高齢者の居室計画の課題をまとめる。 第11回 6/23 ユニットの計画 高齢者の生活単位としてのユニット計画の課題を特別養護老人ホームを事例に理解する。 準備学習:ユニット計画の課題をまとめる。 第12回 6/30 高齢者施設の設計(1) 課題に従って高齢者施設の居室を計画し、ディスカッションを行う。 準備学習:居室の設計を行う。 第13回 7/7 高齢者施設の設計(2) 課題に従って高齢者施設のユニット・フロアープランを計画し、ディスカッションを行う。 準備学習:ユニットの設計を行う。 第14回 7/14 高齢者施設の設計(3) 各自作成した計画案の発表を行い、高齢者施設の提案能力を獲得する。 準備学習:自分の提案に残されている課題を評価してまとめる。
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は授業の途中で求める提出物で評価を行う。
ただし、14回中10回以上の出席を必須条件とする。 提出物を100点満点で評価し、平均60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 特に定めない
- <参考書>
- 「医療施設 IS建築設計テキスト」市ヶ谷出版社
「新建築学大系31病院の設計」彰国社 「高齢者の住まい IS建築設計テキスト」市ヶ谷出版社
- <オフィスアワー>
- 講義時間の前後
又は kakehi@cc.kogakuin.ac.jpにメールで連絡すること。
- <学生へのメッセージ>
- 各自が「調べる」、「まとめる」、「発表する」、「考える」、「議論する」講義にします。
そのため、講義に参加することが必要ですから、出席も評価の対象とします。
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