2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

鋼構造特論(AdvancedTheory of Stell Str ucture)[1702]


2単位
山下 哲郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
ここでは、大学院インターンシップ教育の一環として鋼構造の実際的な設計方法を学ぶ。
内容は講義と演習の組み合わせとする。講義では実際の構造設計のプロセス、荷重と要求性能、部材や接合部の設計方法とその理論的背景を理解する。演習では実際の構造物を想定し、講義内容に基づき仮想設計を行い簡単な構造計算書の作成を行う。

<授業計画及び準備学習>
1.鋼材の性質と構造形式
2.耐震設計の考え方と設計ルート
3.設計荷重
4.モデル化
5.弾性解析
6.許容応力度と断面算定:引張材と圧縮材
7.許容応力度と断面算定:曲げ材
8.全塑性モーメントと塑性耐力
9.柱梁パネルと柱脚の耐力
10.崩壊機構と崩壊荷重
11.保有水平耐力計算
12.接合部の設計:高力ボルトと溶接
13.接合部の設計:ブレースと保有耐力接合
14.接合部の設計:柱梁接合部
15.まとめ

<成績評価方法及び水準>
レポート、提出物により評価する。構造設計方法そのものよりその背景の理論と設計の考え方の理解に重点を置く。

<教科書>
プリントを適宜配布する。

<参考書>
耐震構造の設計:日本建築学会関東支部
鋼構造設計規準:日本建築学会
鋼構造接合部設計指針:日本建築学会
鋼構造限界状態設計指針・同解説:日本建築学会
2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書:ぎょうせい

<オフィスアワー>
研究室(新宿2514)にて随時可(事前連絡要)

<学生へのメッセージ>
当講義は大学院インターンシップ教育の一環として行います。各種基準・指針類に基づく鋼構造の設計方法を理論的背景とともに学習、理解し、演習で実際の形にすることで理解を定着することを目指しています。


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