2015年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築設計5(Studio Work 5)[1603]


2単位
野澤  康 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
遠藤 新 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
学部での建築設計の学修を踏まえ、現実の都市空間の抱える複合的な課題を理解した上で、都市デザインを含む都市建築の設計を実践的に学修する。設計課題は、具体的な既成市街地を対象として、都市空間の課題や特性を調査分析し、対象地区の将来像を描いた上で、建築プロジェクトのテーマ及びプログラムを設定し、都市デザインを含む複合建築の提案をまとめるまでの一連の計画・設計プロセスを体得することをねらいとする。設計課題は地方自治体がまちづくりや都市開発に取り組んでいる現実の場所を選定し、建築基準法の集団規定、地区計画や総合設計制度などの開発に関わる諸制度を理解した上で、地域のニーズに応えたプロジェクトの提案を目指す。

<授業計画及び準備学習>
1. 課題主旨と作業プロセスの説明
2. 対象地区関連の資料収集と現地調査及び分析(1)
3. 対象地区関連の資料収集と現地調査及び分析(2)
4. 地区の都市空間の課題及び特性の抽出
5. 地区のマスタープラン及びガイドラインの策定・プレゼンテーション
6. パイロット・プロジェクト(都市建築)の敷地選定とテーマの設定
7. パイロット・プロジェクトの設計コンセプトと設計プログラムの設定
8. 設計コンセプトと設計プログラムに基づく計画案の検討
9. 設計コンセプトと設計プログラムに基づく計画案のプレゼンテーション
10. 設計案の具体化(法規など設計条件の検証、エスキス指導)
11. 設計案の具体化(エスキス指導)
12. 設計案の詳細検討(エスキス指導)
13. 設計案の詳細検討(エスキス指導)
14. 提案のプレゼンテーション(図面、模型)・講評
15.対象地区における提案発表会と意見交換

<成績評価方法及び水準>
毎回のスタジオへの参加状況と中間段階での発表及び最終プレゼンテーション(設計図書を含む)を総合的に評価する。

<教科書>
「まちづくりデザインのプロセス」日本建築学会編・野澤・倉田他共著(日本建築学会)

<参考書>
「建築設計資料集成:地域・都市II 設計データ編」日本建築学会編(丸善)
「建築設計資料集成:地域・都市I プロジェクト編」日本建築学会編(丸善)
その他、授業の中で適宜紹介していく。一般的な文献の他に、各種プロジェクトや提案の報告書なども参考とする。

<オフィスアワー>
担当教員に予めメールにて連絡してくれれば、速やかに対応する。
野澤 康 nozawa@cc.kogakuin.ac.jp
星 卓志 hoshi@cc.kogakuin.ac.jp
遠藤 新 arata@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
自分が専攻する専門分野を超えて履修してもらえることを期待する。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.