2015年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電力システム特論(Electric Power System Engineering)[4205]


2単位
野呂 康宏 教授  
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
大規模なシステムである電力システムを構成する送電線、変圧器、同期発電機について理解する。
電力システムの解析手法についてどのようなものがあり、どのようなことが解析できるか学ぶ。特に、潮流計算,瞬時値解析,実効値解析,電圧安定性解析について理解を深める。
直流送電に関してシステムの構成や動作原理、制御方法を理解する。
新しい技術として検討されているスマートグリッド,マイクログリッドについて理解する。

<授業計画及び準備学習>
1 電力システムの特徴と役割
2 送電線と変圧器の等価回路と単位法
3 同期発電機(1) 構造と定式化
4 同期発電機(2) 定式化と特性
5 発電機制御装置
6 電力システムの解析手法
7 潮流計算
8 瞬時値解析
9 実効値解析
10 電圧安定性解析
11 直流送電システムの構成と変換器の動作
12 直流送電システムの制御方式
13 電力システムへの新技術応用(1) マイクログリッド
14 電力システムへの新技術応用(2) スマートグリッド
15 学習効果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
課題に対するレポートや期末試験等により評価する。60点以上を合格とする。

<教科書>
なし。講義資料は必要に応じて配布する。

<参考書>
なし。

<オフィスアワー>
金曜日16:30−18:00。予めメールを戴きたい。


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