2015年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

ナノエレクトロニクス工学特論1(Nano-Electronics EngineeringI)[3603]


2単位
坂本 哲夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
アメリカが「国家ナノテクノロジー戦略(NNI)」を発表して以来、ナノテクノロジーに関する研究開発・産業分野は急速な広がりを見せている。本講義では電子工学分野におけるナノテクノロジーの概論および基幹技術である作製技術、計測評価技術について習得する。

<授業計画及び準備学習>
1) 微細加工の歴史
2) ナノテクノロジーの基礎 (作成方法の概念:トップダウンとボトムアップ)
3) ナノ構造とその特性I (3次元、2次元構造)
4) ナノ構造とその特性II (1次元、0次元構造)
5) 原子スケール構造の創成 (原子・分子配線、スイッチ)
6) ナノ構造の作製技術I(電子線、イオンビーム、X線リソグラフィ)
7) ナノ構造の作製技術II (MEMS、LIGAプロセス)
8) ナノ構造の実用大量合成 (フラーレン、カーボンナノチューブ)
9) シリコンナノプロセス (表面処理、インプリント、エッチング、ドーピング)
10) 解析評価技術I (原子配列の解析手法)
11) 解析評価技術II(モフォロジ及び形状観察手法)
12) 解析評価技術III (元素解析1)
13) 解析評価技術III (元素解析2)
14) ナノテクノロジーの今後 (1)
15) ナノテクノロジーの今後 (2)

<成績評価方法及び水準>
与えられたテーマに沿ったレポートにより評価する。テーマは講義中に指定する。

<教科書>
指定しない(必要に応じてプリントを配付)

<参考書>
「ナノテクノロジーハンドブック」、ナノテクノロジーハンドブック編集委員会、丸善

<オフィスアワー>
火曜日 17:00-19:00

<学生へのメッセージ>
ナノテクノロジーは新しい分野ですが、使われている技術そのものは他分野において古くから使われてきたものも多く含みます。電気・電子系だけではなく、化学系、機械系の学生にも役立つ知識です。


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