2015年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻
固体電子工学特論(Solid State Electronics)[3508]
2単位 本田 徹 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 半導体デバイスに代表される固体素子は、固体中に含まれる電子の特徴的な振る舞いを利用する。固体結晶中における電子の振る舞いを強結合近似により把握し、固体結晶に見られるいくつかの現象を解説する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 半導体中の電子:イントロダクション(第1回)
2. 結晶中の電子[量子力学による記述](第2−4回) 3. ブロッホ関数(第5,6回) 4. 結晶の対称操作(第7−9回) 5. ほとんど自由な電子のエネルギーバンド(第10回) 6. 擬ポテンシャル法、k・p法(第11,12回) 7. 強束縛近似によるバンド構造(第13回) 8. バンド構造から推測される電子の振舞い(第14回)
- <成績評価方法及び水準>
- 授業中に行う確認テスト、レポートにて行う。
- <教科書>
- 「電子物性概論」阿部正紀著(電子・情報工学講座7)
- <参考書>
- P. Y. Yu and M. Cardona, "Fundamentals of Semiconductors," (Springer Verlag,Berlin, 1996, ISBN: 3-540-58307-6).
W. A. Harrison, "Electronic Structure and The Properties of Solids," (Dover,New York, 1989, ISBN: 0-486-66021-4).
- <オフィスアワー>
- 水曜日15時から16時まで、八王子5号館806号室。
e-mail: ct11761@ns.kogakuin.ac.jpでアポイントを取ること。
- <学生へのメッセージ>
- 光デバイスの研究に必要な基礎的な事項について確認・理解することを中心に授業を行います。
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