2015年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

光量子エレクトロニクス特論(Advanced Quantum Electronics)[2212]


2単位
山口 智広 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
光量子エレクトロニクス特論では、光デバイスの動作原理の主役である「光と電子の相互作用」を量子力学的に表すことにより、光デバイスの動作について理論的に考える。さらに、半導体レーザなどの実際のデバイス動作の理解へと発展させていく。

<授業計画及び準備学習>
1) 光と電子の相互作用:分極を含む電磁界の波動方程式
2) 光増幅の量子論
3) 密度行列による分極の表現
4) 密度行列の運動方程式
5) 2準位系近似による物質の分極と光増幅
6) レート方程式:電子遷移と誘導放出,自然放出係数
7) 多準位系物質の分極
8) 半導体レーザの構造
9) 半導体レーザの動作特性:発振閾値と光出力,量子効率
10) 半導体光デバイスの直接変調,変調歪み,緩和振動,共振状周波数
11) 半導体光デバイスの量子効果:量子箱,量子細線,量子ドット
12) 量子井戸構造デバイス:バンド構造,ミニバンド
13) 半導体光デバイスの応用

<成績評価方法及び水準>
レポートおよび授業中に与える課題により評価する。

<教科書>
なし

<参考書>
原書6版 光エレクトロニクス 展開編 ヤリーヴ―イェー著
半導体デバイスの基礎 B.L. アンダーソン、R.L. アンダーソン著
電子デバイスの基礎と応用 長谷川文夫、本田徹著

<オフィスアワー>
e-mail(ct13354[at]ns.kogakuin.ac.jp)でアポイントメントをとること。


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