2015年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

情報ファイル工学特論(Information Storage Technology)[1302]


2単位
吉田 和悦 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/10/17

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
現代の情報量の爆発的な増大はファイル技術の飛躍的な技術革新を要求している。実際、磁気ディスク装置や半導体集積回路に見られる最近の高密度化、高集積化技術の進歩には目を見張るものがある。本特論では、この情報ファイル技術の中でも中心的な役割をもつ、磁気記録技術の原理とその応用技術について学ぶ。また、最近進歩の著しいフラッシュメモリの原理について学ぶとともに、ファイル技術を根本から変革する可能性を秘めたスピントロニクスの原理についても触れ、ファイル技術の将来を展望する。なお授業においては、理解をより深くするため、C言語あるいはVBAを用いた簡単な計算演習も実施する。

<授業計画及び準備学習>
1.磁気記録技術の歴史
2.磁性材料の基本特性
3.磁気記録の原理
4.記録原理
5.記録メディアの進歩
6.記録限界の予測
7.信号読み取り原理
8.相反定理による再生出力予測
9.信号読み取りデバイスの進歩
10.磁気抵抗効果とそれを用いた高感度デバイス
11.不揮発性半導体メモリ技術
12.ストレージ技術の最先端技術、スピントロニクスとは
13.将来展望

<成績評価方法及び水準>
レポート提出によりその内容が講義内容を理解していると認められる場合につき合格とする。

<教科書>
適宜プリント類を配布する。

<参考書>
特に無し

<オフィスアワー>
月曜日4時限、新宿講師室


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