2015年度工学院大学大学院・化学応用学専攻
☆環境システム工学特論(Environmental Systems Engineering)[1204]
2単位 岡田 文雄 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 近年、工学の分野のみならず社会科学、人文科学分野でも環境に関する知識・認識が必要となってきている。地球温暖化に代表されるように、環境問題は21世紀の最重要課題の一つと認識されており、物作りに係わる化学工学の分野では、特に、環境問題の本質を十分に理解していることが要求される。
この授業では、環境問題の基本である人口、食糧、水、大気、森林、土壌、及び気候温暖化に代表される地球環境問題を、そのメカニズム、技術的・経済的・政策的な対策システムの視点から学び、環境問題の本質を理解する。特に、各種シミュレーションを用いた総合的な環境・経済予測の手法について理解を深める。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.環境問題とその歴史、メドウズのモデル
2.人口、食糧問題 3.水、森林、砂漠化問題 4.途上国の環境破壊と対策 5.アフリカ問題 6.環境経済(外部費用と環境税等) 7.具体的な環境改善への取り組み-1(JCAPを例として) 8.具体的な環境改善への取り組み-2(JCAPを例として) 9.地球温暖化と京都議定書 10.日本の地球温暖化対策の変化 11.米国の地球温暖化対策 12.その他の地域の地球温暖化対策 13.環境に関する文献とその活用 14.プランBと2052 15. まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 3回のレポートにより採点いたします。
- <教科書>
- 特になし。授業内容に従って適宜資料を配布いたします。
- <参考書>
- ヨルゲン・ランダースら「2052-今後40年のグローバル予測」(日経BP社、2013年)
- <オフィスアワー>
- 木曜日以外は、八王子校舎5号館B101号室におりますので、メールでアポイントをとってからおいでください。
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