2015年度工学院大学大学院・機械工学専攻
☆医用生体計測特論(Biomedical Measurements)[3101]
2単位 堀内 邦雄 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 人間が関わる機械システムや作業システムの研究や開発において、人体の条件や特性を知ることは重要である。生体が発している目に見えない情報をどのように検出して行くか、また、生体情報をどのように応用して行くかを議論する。できるだけ具体的な計測システムを対象として取り上げ、システムの原理を理解するとともに、生体のメカニズムを解明して行く。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 講義内容の説明
2 身体形状と 動作方向と基準面、マルチン式人体測定器、体脂肪計 3 力と筋力 筋力計、筋電計、オペアンプ回路 4 体温とエネルギー 身体の熱産生、体温計、 5 心臓 1 電気生理、心電計、 6 心臓 2 流れ、血流計、スワン・ガンツカテーテル 7 心臓 3 圧力、血圧計 8 血液とホルモン 血球計数器、比色定量、血糖値計、ラジオイムノアッセイ 9 肺機能 気量測定、血液ガス濃度測定、パルスオキシメータ 10 脳の機能と感覚器 脳波計、脳磁図計、痛みの計測 VAS、痛み計測器 11 画像計測 1 X線CT、原理構造の説明 PET、原理構造の説明 12 画像計測 2 MRI、超音波診断装置、光トポグラフィ 13 医療器の電気安全 ミクロショック、マクロショック、フローティング 14 口述発表 15 レポート課題の説明
各回の準備学習はシラバスのキーワードについて調査する。 各回の復習は配付資料を再確認し、授業内容をまとめ直す。
- <成績評価方法及び水準>
- 口述発表36点、レポート40、出席24点とし、60点以上のものに単位を認める。
- <教科書>
- 特に使用しない、随時、講義資料を配布する。
- <参考書>
- 初学者のための生体機能の測り方:加藤象二朗、他著 日本出版サービス
生体用センサと計測装置:山越憲一、他著 コロナ社
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎17階 火曜日 9:00〜10:00
- <学生へのメッセージ>
- 人間の特性について理解し、人に優しい機械を開発していただきたい。
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