2014年度工学院大学大学院・システムデザイン専攻
グローバル技術経営特論(Advanced Study of Management of Technology)[6302]
2単位 我妻 隆夫 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 日本の製造業が置かれている現状を認識し,その上で技術者がこの先果たすべき役割と責任,その役割と責任を果たすための技術者としてのあるべき姿について国際的な視点で考え,将来この役割を担うために必要な知識,手法,行動規範,技術者倫理などについての座学とディスカッションによりグローバルエンジニアとしての能力,資質の向上を図る.
また,受講者の専門技術を生かしたグローバルベンチャー企業の設立の検討会議を模擬的に実施し,新ビジネス,新商品開発などを立ち上げるために必要な検討プロセスを疑似体験し,Profeshonal Reportに役立てる. 技術の価値と将来動向および社会・市場動向や顧客ニーズを見極め,技術開発・商品開発に関する事業化戦略を策定でき,自らがメンバーの規範となって行動するうえでのあるべき姿を探求する.
(JABEE学習・教育到達目標) 「システムデザインプログラム」 (B)幅広い視野を身につけるための関連領域(技術経営,知財,マネジメント等)に関する知識と認識をもち,高度なオペレーション能力を身につけた人材を育成します:◎ (D)国際的にも通用するコミュニケーション力,リーダーシップなどの社会・人間関係スキルをもつ技術者・研究者を育成します:◎
JABEE基準1の(2)の内容 (a),(e):◎ (b),(f),(g),(h),(i):○
- <授業計画及び準備学習>
- (1)将来産業と技術動向_イノベーション・プロセスの課題(座学)
(2)同 討論 (準備学習:座学を踏まえ,討論課題に対する考え方をまとめ,発表/レポート1)(3)グローバル化の中で日本の製造業に課せられた技術の現状と将来(座学) (4)同 討論 (準備学習:座学を踏まえ,討論課題に対する考え方をまとめ,発表/レポート2) (5)新製品開発における考え方−−−魔の川を渡るだけではない/MBAよりMOT(座学) (6)同 討論 (準備学習:座学を踏まえ,討論課題に対する考え方をまとめ,発表/レポート3) (7)技術リーダー,管理者のあるべき姿と技術者倫理 (8)同 討論 (準備学習:座学を踏まえ,討論課題に対する考え方をまとめ,発表/レポート4)(9)国際標準とこれからのものづくり 変化する商品価値の意味_InnoventionからInnovationへ (10)事例研究(1)企業内ベンチャー (11) 同 討論 (準備学習:座学を踏まえ,討論課題に対する考え方をまとめ,発表/レポート5) (12)事例研究(2)新事業を立ち上げる(1) (13)事例研究(2) 同(2) (14)事例研究(2) 同(3) (15)事例研究(2)発表会
- <成績評価方法及び水準>
- 講義の過程で実施する発表レポート(100点満点)の平均点が60点以上で合格とする.
- <教科書>
- プリントを配布する.
- <参考書>
- 授業の中で都度紹介する.
- <オフィスアワー>
- 授業終了後1時間および八王子犬目校舎在室時はいつでも
メールでの相談大歓迎 t_azuma@office.nethome.ne.jp
- <学生へのメッセージ>
- グローバル社会で技術力を発揮して行くためには,今までに得られた成功体験とは異なる常識を持つことも必要であり,世の中はそうなっています.それができるのはそんな成功体験に胡坐をかくことのできない新鮮な感覚を持っている皆さんです.
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