2014年度工学院大学大学院・情報学専攻
☆ディジタル信号処理特論(Digital Signal Processing for Acoustic Signals)[3210]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- ディジタル信号処理は、電気、電子、通信、情報工学の分野はもとより、他の工学諸分野においてもきわめて重要な基礎技術であり、今日の情報社会の基盤ともなる技術といっても過言ではない。アナログ信号をディジタル化して目的とする機能を実現する技術がディジタル信号処理である。本講義では、このディジタル信号処理の基本を理解し、習得することを目標とする。授業計画は下記のような内容を含むが、講義の順序は適宜変更する
可能性もある。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ディジタル信号処理とは?
予習:ディジタル信号処理とは何かを事前に調べておく 復習:ディジタル信号処理の概要の復習 2. アナログ信号のコンピュータへの入力(1) 予習:アナログ信号の扱い 復習:ディジタル化の基本処理 3. アナログ信号のコンピュータへの入力(2) 4. 雑音の除去と信号の検出 予習:雑音の種類、SN比など 復習:雑音の除去手法 5. フーリエ変換による周波数分析(1) 予習:信号の表現方法 復習:時間領域での表現、周波数領域での表現 6. フーリエ変換による周波数分析(2) フーリエ級数展開 7. フーリエ変換による周波数分析(3) 離散フーリエ変換(DFT) 8. フーリエ変換による周波数分析(4) 高速フーリエ変換(FFT) 9. 確認演習 これまでの講義内容について確認の演習を行う 10. 線形予測法により周波数分析(1) 11. 線形予測法により周波数分析(2) 自己回帰モデル 12. 線形予測法により周波数分析(3) 音声信号への適用 13.不規則信号の応用(1) 14.不規則信号の応用(2) 15.総復習
- <成績評価方法及び水準>
- レポートおよび講義中に行う演習をもとに評価する。出席率が70%を下回る場合は不合格とする。
- <教科書>
- 江原 義郎:ユーザーズディジタル信号処理 東京電機大学出版局(案)
- <参考書>
- 小畑秀文、幹 康共著 CAIディジタル信号処理 コロナ社
大類 重範 ディジタル信号処理 日本理工出版会 その他多くの書籍があるので、自分にあったものを選ぶこと
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
- <学生へのメッセージ>
- ディジタル信号処理は、音、音声、画像、映像などの信号を扱う場合の基本的な技術である。本講義を通して、しっかり技術を身に着けてもらいたい。
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