2014年度工学院大学大学院・情報学専攻
☆計算アルゴリズム特論(Special Topics in Parallel Algorithms)[3209]
2単位 田中 輝雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 計算機上でのデータの扱いを理解し,数学上の数字と,計算機上の数字が異なることを理解する.
基本的な数値計算アルゴリズムを理解する.並列環境でのプログラミングを講究する
- <授業計画及び準備学習>
- 1.計算機上での整数形式データ,浮動小数点形式データ
計算機上の数の性質について理解する 準備学習:計算機上の数の表現形式について,調べておくこと
2.数値微分と誤差 数値微分アルゴリズムと誤差の発生について理解する. 準備学習:数値微分アルゴリズムについて,調べておくこと
3.数値積分と誤差 数値積分アルゴリズムと誤差の発生について理解する. 準備学習:数値積分アルゴリズムについて,調べておくこと
4.常微分方程式と誤差 常微分方程式アルゴリズムと誤差の伝搬について理解する. 準備学習:常微分方程式アルゴリズムについて,調べておくこと
5.非線形方程式と収束 非線形方程式アルゴリズムとその収束性について理解する. 準備学習:非線形方程式アルゴリズムについて,調べておくこと
6.線形方程式(1) 線型方程式のアルゴリズムについて理解する. 準備学習:線型方程式のアルゴリズムについて,調べておくこと
7.線形方程式(2) 線型方程式のアルゴリズムの特性について理解する. 準備学習:前回のアルゴリズムについて,プログラムを作成してみること
8.線形方程式(3) 線型方程式のアルゴリズムの高速化について理解する. 準備学習:前回のアルゴリズムについて,プログラムを改良してみること
9.データフィッティング(1) データフィッティングの手法について理解する. 準備学習:データフィッティングの手法について調べておくこと
10.データフィッティング(2) データフィッティングの手法について理解する. 準備学習:前回のアルゴリズムをベースにプログラムを作成してみること
11.並列計算(1) 並列計算の基本を身に撞けること 準備学習:並列計算処理の現状を調べておくこと
12.並列計算(2) 並列計算基本アルゴリズムを理解すること 準備学習:並列計算処理プログラムを作成してみること
13.並列計算(3) 並列計算基本アルゴリズムの注意点を理解すること 準備学習:並列計算処理プログラムを改良してみること
14.総復習 今までの総復習として,特に理解の浅い点を解説する. 準備学習:提示されたプログラムを作成し,その分析を行うこと
15.レポート課題に関する質疑 レポート課題に関する質疑を行う. 準備学習:プログラムを独力で作成し,疑問点等を明らかにしておくこと
- <成績評価方法及び水準>
- レポートによって評価する.理論的な理解とプログラミングによる問題解決の能力を評価する
- <教科書>
- 指定しない
- <参考書>
- 指定しない
- <オフィスアワー>
- 随時対応するので,まずは,メールにて,アポイントメントをとること
メールアドレス:teru@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 工学,情報科学など多くの分野に役に立つ内容です
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