2014年度工学院大学大学院・建築学専攻
鉄筋コンクリート構造特論(Advanced Theory of Reinforced Concrete Structures)[4604]
2単位 近藤 龍哉 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 鉄筋コンクリート構造設計に係る諸事について講義します。
耐震設計の進め方・耐震診断の進め方,その中で扱う「変形性能」「耐力」等について講義します。また,耐力評価式は実験式で,実験結果を重回帰分析で導いています。これを「変分問題」と捉えてフーリエスペクトルや有限要素法に講義を展開します。
- <授業計画及び準備学習>
1) 鉄筋コンクリート構造設計法1(設計法の流れ) 2) 鉄筋コンクリート構造設計法2(構造特性係数について) 3) 鉄筋コンクリート構造の耐震診断1(診断法の流れ) 4) 鉄筋コンクリート構造の耐震診断2(靱性指標について) 5) 部材の終局強度 6) 鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部 7) 袖壁付き柱 8) 接着系アンカー 9) 極値について考える1(重回帰分析と耐力評価式) 10) 極値について考える2(フーリエスペクトル) 11) 極値について考える3(有限要素法) 12) 極値について考える4(鉄筋コンクリート構造の有限要素解析) 13) 輪講1 14) 輪講2 15) 輪講3
- <成績評価方法及び水準>
- 輪講は受講生が分担して現在行っている研究を講義します。これを評価します。
- <教科書>
- 講義に用いる資料KuPort(電子教材の配布)を介してを毎回事前に配布する。
- <参考書>
- 各自で相応しい力学書を選定してください。
まずは、「弾性論」等とタイトルされた図書から読むと良いでしょう。
- <オフィスアワー>
- 特に決めません。
- <学生へのメッセージ>
- 実務における建築構造設計の大半は鉄筋コンクリート構造設計です。RC構造の特徴、設計法の展開を学び、熟考してください。そして、疑問があったら率直に問いかけてください。対話形式の授業にしたいと希望しています。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|