2014年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築計画システム特論(Theory of Architectural Planning System)[4601]


2単位
山下てつろう 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
本特論は、建築空間を計画する際の決定要素である制度や仕組みと言ったいわゆるシステムを、それらの関係性において理解することが狙いである。従って、規模や配置といった建築の設計条件の決定方法を,単位や寸法の仕組み,利用人数・時間と捌きの仕組み,利用行為の内容,の相互関係として理解し、これを様々な建物種別に応じて自在に操作して、実務設計に反映できることが達成目標となる。

<授業計画及び準備学習>
1. 単位と寸法のシステム
2. オフィスのシステム
3. 集合住宅のシステム−1
4. 集合住宅のシステム−2
5. 福祉施設のシステム−1
6. 福祉施設のシステム−2
7. 医療施設のシステム−1
8. 医療施設のシステム−2
9. 教育施設のシステム−1
10. 教育施設のシステム−2
11. 劇場のシステム
12. 博物館(美術館)のシステム
13. 博物館(図書館)のシステム
14. 商業施設のシステム
15. 学習成果の確認(集中討議)

<成績評価方法及び水準>
単元毎に課す演習課題の採点(1〜5点)によって評価する。達成の目標は60%以上であり,課題の内容は,単元毎の内容理解と空間規模および配置の合理性と適否である。

<教科書>
特に定めない

<参考書>
岡田光正他,新建築学大系13「建築規模論」,彰国社 他(各回の講義において紹介する)

<オフィスアワー>
授業の前後

<学生へのメッセージ>
建築の適切な規模と配置が,どのような社会的なシステムによって決められるのか,その仕組みを理解することは,設計者として社会で活躍するために,避けて通れない素養の1つです。システムを理解して自在に操れるようになって,設計の武器にして下さい。

 

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