2014年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築保存修復学特論(Historic Preservation)[3703]


2単位
後藤  治 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 近年の歴史的建築物の保存修復工事に用いられている技術(伝統的技術、最新の科学技術)について、専門的な知識を得ることを目的とする。
 国内及び諸外国の保存修復実例を記した国内・海外の文献を教科書として用い、海外の文献(英文)については、それを受講者に輪講形式で読んでもらい内容を発表してもらう。各人の発表をもとに、国内及び諸外国の歴史的建造物の保存修復に用いられた技術について比較することにより、共通点や相違点を知る。本年度は、歴史的建築物の保存と利用のための法令と実務の関係について学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. はじめに /授業の進め方の紹介
準備学習:学部の日本建築史の講義内容を復習する
2〜8. 国内の歴史的建築物の修復事例
準備学習:参考として取り上げる修復事例の報告書を事前に読んでおく
9〜14. 海外の歴史的建築物の修復事例
準備学習:参考として取り上げる修復事例の報告(英文)を事前に読んでおく
15. 課題の講評及び総括

<成績評価方法及び水準>
輪講形式の発表内容によって、授業の理解度を評価する。輪講に対して、各回講評を行い、各授業の講評を参考にして、自らの発表内容を訂正、充実させ再提出する。最初の発表内容及び再提出の内容によって評価を行う。原則として、両者とも合格点に達しているものを、合格とする。

<教科書>
国内外の歴史的建築物の修復に関する報告書(授業中に適宜配布)

<参考書>
大橋竜太『英国の建築保存と都市再生』鹿島出版会、2007
『建築ストック時代における法制度を探る』日本建築学会、2008

<オフィスアワー>
水曜日 21:10〜21:30 新宿校舎2672号室

<学生へのメッセージ>
英文の文献を読むので、翻訳ソフトを利用した直訳では、内容の理解は困難である。英文による専門用語を知った上でないと内容を理解できないので、十分に留意すること。

 

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