2014年度工学院大学大学院・建築学専攻

危機管理学特論(Disaster Risk Management)[3610]


2単位
三好 勝則 特任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 都市においては、利便性と同時に様々な危険性が存在している。災害や事故、事件に遭遇し、危機的な状態に陥ったときにどのように対処するかを検証し、被害を軽減する方策を考察する。あわせて、個人や組織が危機に対処するために、いかなる備えをするべきかについても検討し、安心安全な社会づくりの課題を考える。

※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。

(JABEE学習・教育到達目標)
「システムデザインプログラム」
(A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎

JABEE基準1の(2)の内容
(c),(d):◎
(b),(e),(g):○

<授業計画及び準備学習>
以下お順序で授業を行う予定である。
準備学習は、それぞれ事前に指示する。
 1 危機の構成要素
 2 危機への対処(1)危機の状況
 3 危機への対処(2)対処手段の選択、管理
 4 危機への対処事例(1)事故の場合
 5 危機への対処事例(2)自然災害の場合
 6 危機管理の組織
 7 危機管理の人的資源
 8 災害対応の時系列
 9 危機管理計画の策定
10 危機対応の困難性
11 事前対策の重要性
12 広域的な危機対応
13 危機に対応できる地域社会のあり方
14 危機管理の課題
15 危機管理の対処状況

<成績評価方法及び水準>
講義における課題レポート(40%)及び最終レポート(60%)により評価する。

<教科書>
レジュメと資料を適宜配布する。

<参考書>
高見尚武「災害危機管理のすすめ」近代消防社2007年 (消防防災の行政官向け)
大泉光一「危機管理学総論(改訂版)」ミネルヴァ書房2012年 (企業の実践的な危機管理対応向け)
消防白書 総務省消防庁 各年版
防災白書 内閣府 各年版
事故や災害に関する各種の記録

<オフィスアワー>
必要な場合は授業の後の時間に設けるので、予め連絡すること。

<学生へのメッセージ>
事例をできるだけ多く用いて講義を行う。
受講生の関心に応じて事例を選定する。

 

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