2014年度工学院大学大学院・建築学専攻
公共政策学特論(Public Policy)[2611]
2単位 三好 勝則 特任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 公共政策学は、解決を要求される課題について、企画立案から実施、評価までの過程を実践的に考察し、最適な選択を行うことを目的としている。課題に応じたルールづくりに関して、住民、企業、地方自治体、中央政府などが、それぞれの機能をどのように分担し、役割を明確にするかを考察する。公共政策の対象分野は多様であり、事例から学ぶことも多い。授業では、公共政策の適用事例を取り上げて議論し、その後に政策システムのあり方を検証する。授業で取り上げる課題について、自ら考え、討議に参加することが求められる。
※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。
(JABEE学習・教育到達目標) 「システムデザインプログラム」 (A)工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します:◎
JABEE基準1の(2)の内容 (c),(d):◎ (b),(e),(g):○
- <授業計画及び準備学習>
- 1 公共性概念
2 政府の機能と政策 3 中心市街地の活性化(1)公共的機能 4 中心市街地の活性化(2)課題と再生事例 5 中心市街地の活性化(3)政策効果 6 大災害からの復興(1)生活再建 7 大災害からの復興(2)まちづくり 8 大災害からの復興(3)復興プロセスと役割 9 国土の計画(1)総合的な計画 10 国土の計画(2)総合交通体系 11 国土の計画(3)条件不利地域 12 政策形成過程と意思決定 13 政策の評価 14 福祉社会と政策のあり方 15 政策研究のあり方 以上の取り上げるテーマごとに準備学習について、予め指示する。
- <成績評価方法及び水準>
- 講義の課題レポートに基づく討議(40%)及び最終レポート(60%)により評価する。討議への参加及び自らの問題意識を明らかにする努力が、高い評価となる。
- <教科書>
- レジュメと資料を適宜配布する。
- <参考書>
- 概説日本の公共政策、新藤宗幸著、東京大学出版会
- <オフィスアワー>
- 必要な場合は授業の後の時間に設けるので、予め連絡すること。
- <学生へのメッセージ>
- 事例をできるだけ多く用いて講義を行う。
受講生の関心に応じてテーマ及び事例を選定する。
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