2014年度工学院大学大学院・建築学専攻
建築都市エネルギーシステム特論(Building Energy System Engineering)[2213]
2単位 横山 計三 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な到達目標>
- 近年、温暖化防止、低炭素社会への移行が求められている。現代社会では、多くのエネルギーが消費され、産業用を除き、その多くが都市や建物で消費されている。本講義では、エネルギーについて基礎から応用までを建築系の技術者の視点で見直し、今後の都市計画や建物設計に生かすことを目的としている。建築に携わるものとして、エネルギーの供給サイドと需要サイドの特徴を十分に理解することにより、建物や都市の計画・設計に役立て、低炭素社会の実現につなげることができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.本講義の位置づけ:環境問題との関連、建築都市のエネルギー消費など概観
2.エネルギーの基礎1:力学的、熱、電気的、化学的、核エネルギー、エネルギーの変換と効率 3.エネルギーの基礎2:世界のエネルギー事情、日本のエネルギー事情 4.エネルギー資源1 :化石燃料(ガス、石油、石炭) 5.エネルギー資源2 :自然エネルギー1(地球と太陽エネルギー、太陽光、太陽熱) 6.エネルギー資源3 :自然エネルギー2(その他:地熱、風力、水力、海洋) 7.都市とエネルギー1:都市の構成、電気・熱供給 8.都市とエネルギー2:交通のエネルギー、都市形態とエネルギー 9.建物とエネルギー1:消費傾向、用途別、需要先別消費状況 10.建物とエネルギー2:エネルギーマネジメント(BEMS)、ZEB・ZEH、省エネルギー、CGS 11.エネルギーと評価1:LCA、LCCO2 12.エネルギーと評価2:LCE、連関分析 13.低エネルギー社会に向けた取り組み1:政策、スマートシティ 14.低エネルギー社会に向けた取り組み2:環境共生都市 15.全体のまとめ、低炭素社会へのアイデア発表
- <成績評価方法及び水準>
- 最終レポート課題及び出席状況・授業中の課題等による。60%以上を合格とする。
- <教科書>
- 適宜、資料配布。
- <参考書>
- 特になし
- <オフィスアワー>
- 主に授業の前後。
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