2014年度工学院大学大学院・建築学専攻

コンクリート材料特論(Concrete Materials)[1606]


2単位
阿部 道彦 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 主要な建築材料の一つであるコンクリートについて、高強度コンクリートを対象に英文教科書および国内参考図書を使用して,コンクリートの使用材料,フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの特性,調合設計方法,実大施工井実験、試験方法などについての基本的知識の修得と語学力の向上を図る。

<授業計画及び準備学習>
1. 高強度コンクリートの概論
2. 高強度コンクリート用材料(1)セメント
3. 高強度コンクリート用材料(2)骨材
4. 高強度コンクリート用材料(3)混和材料
5. 調合設計の方法
6. 高強度コンクリートの性質(1)フレッシュ性状
7. 高強度コンクリートの性質(2)強度特性
8. 高強度コンクリートの性質(3)耐久性
9. 高強度コンクリートの性質(4)耐火性
10. 高強度コンクリートの施工の概要
11. 施工実験に用いた調合
12. 鉄筋の施工
13. コンクリートの施工
14. 内部温度と強度発現
15. 学習成果の確認(レポート作成)

<成績評価方法及び水準>
教科書または参考図書で課題を与え、レポートの作成状況で成績を評価する。レベルは、コンクリート工学会の技士と主任技士の中間程度とする。

<教科書>
・Design of Modern Highrise Reinforced Concrete Structures (Editor H.Aoyama) Imperial College Press出版

<参考書>
・コンクリート技術の要点,日本コンクリート工学協会編著
・日本建築学会の各種仕様書・指針類

<オフィスアワー>
授業終了後2時間

<学生へのメッセージ>
やや専門的な内容となるが、高強度コンクリートを通じて一般のコンクリートの基礎的知識の理解も深められることになる。専門分野における語学の習得も兼ねてがんばってほしい。

 

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