2014年度工学院大学大学院・建築学専攻

建築計画特論(Studies on Architectural Planning)[1305]


2単位
山下てつろう 教授  
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長澤  泰 教授  
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筧 淳夫 教授  
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赤木 徹也 准教授  
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最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
建築計画学は、建築と我々の生活や社会との関係性を研究し、得られた結果を建築設計と言う作業を通して、実際の建築物の建設に応用しうることを目的とする学問領域である。しかしながら、建築計画学の意義は、単に建築設計を行う上での論理的な枠組みの構築と言った狭義なものではない。建築計画学が我々の生活や社会に密接に関係すると言った性格を有していることから、それは必然的にそのおかれた時代背景を敏感に反映せざるを得ないものとなっており、その時代のニーズに対して建築がどのようにあるべきか、と言った最も重要で根源的な問題の解決に向かうところに、その意義が認められる。
これらのことから、本講義では建築計画学が様々な時代背景の下、どのようにその時代の生活や社会と向き合ってきたのか、そして、建築設計とはどのような関係性を有しているのか、と言った事柄を把握すると共に、「現代」と言った時代に応じた建築設計実務に役立てる理論的枠組みを構築するための技術を身につけることを目的とする。

<授業計画及び準備学習>
本講義は、現代のニーズに応じた建築設計実務に役立てる建築計画学の基本的理解と発展的理解を目的とする。具体的には下記のように、バリアフリー環境・教育施設・集合住宅を題材に、建築計画と建築設計の具体的な関係性を理解する。
第1回:ガイダンス・建築計画学とは(背景・目的・意義・領域)
第2回:概論・障害者体験キットによる新宿キャンパスまわり体験
第3回:文献調査:バリアフリーとは何かを調べて発表
第4回:新宿駅西口のバリアフリー上の問題を調査
第5回:調査結果の発表
第6回:概論・大学研究室・院生室の実測調査
第7回:展開図の作成
第8回:鳥瞰パースの作成
第9回:作成課題の発表
第10回:概論・集合住宅の実施図面の解説
第11回:住戸平面詳細図の理解と住戸プラン作成課題
第12回:プラン作成
第13回:作成課題の発表とその妥当性の検証
第14回:授業の総括
第15回:学習成果の確認(レポート課題作成)

準備学習:授業毎に次週の授業内容の概要説明を行うので、その範囲を十分に予習しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
各回のレポート提出(90点)と出席点(10点)の合計点で最終成績の評価を行い、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
基本的理解:特に指定しないが、下記の参考書を随時使用して講義を進める。
発展的理解:プリント(実施設計図)を配布する。

<参考書>
「コンパクト建築設計資料集成」日本建築学会編(丸善)
「現代建築学 建築計画1・2」岡田光正ほか著(鹿島出版会)
「建築計画・設計シリーズ37 新・事務所ビル」 藤江澄夫ほか(市ヶ谷出版)

<オフィスアワー>
特に定めない。各教員にメールでアポイントを取り、相談のこと。

 

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