2014年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

微分方程式特論(Advanced Differential Equations)[1302]


2単位
長谷川 研二 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
工学のモデルを微分方程式で表現して、その解を求めたり性質を調べることは数学的な興味だけではなく工学の研究にとっても極めて重要なことである。微分方程式は一部の学科で学部生のときに習っているが、2階以上の微分方程式は線形までである。本科目は工学で登場する2階以上の非線形の微分方程式の解析方法(数値計算でない)まで解説していきたい。

<授業計画及び準備学習>

  1. 1階微分方程式(変数分離形)
  2. 定数係数線形微分方程式(同次形)
  3. 定数係数線形微分方程式(非同次形)
  4. 相平面と相図
  5. 平衡点
  6. 安定性
  7. 分岐
  8. リヤプノフ関数
  9. ハミルトン系
  10. ダフィング方程式
  11. 楕円積分と楕円関数
  12. 楕円関数の性質
  13. カオスの発生
  14. ファン・デル・ポール方程式とリエナール方程式
  15. リミットサイクル
    準備学習:キューポートで配布するプリントを読んでおくこと。

<成績評価方法及び水準>
最終授業後に問題を提示し、解答をレポートとして提出したもので成績評価する。

<教科書>
プリント(初回の授業で配布するが、それ以降は授業で配布しないでキューポートからダウンロードして印刷できるにしておく)

<参考書>

  • 応用微分方程式講義 野原 勉 著 東京大学出版会
  • 力学系入門 Hirsh,Smale,Devaney 著 共立出版
 

<オフィスアワー>
月曜日14:30〜15:30(月に1,2回程度、会議のため15:00までになる。事前に連絡すれば他の日時でも対応可能)

 

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