流体工学特論（Advanced Fluid Engineering）[4301]

＜授業のねらい及び具体的な到達目標＞

　流体工学という分野に軸足を置きつつも、教科書を理解しながら読み進めるという自己学習能力を習得することを主眼として進める。学生諸君に教科書を読んでもらい、質疑を行いながら、理解を深めることの体験を通じて読解力を養成する。

※システムデザイン専攻の履修者については以下が適用される。

（JABEE学習・教育到達目標）
「システムデザインプログラム」
（A）工学関連分野の原理・原則に関する深い知識と応用力を身につけた人材を育成します：◎

JABEE基準1の（2）の内容
（c），（d）：◎
（b），（e），（g）：○

＜授業計画及び準備学習＞

１　流体の性質（流体とは、単位系、密度、圧力、せん断応力、粘性、圧縮性）
２　流体の性質（その２）
３　流れの基礎（流体運動の記述法、非定常流れ、流線、加速度、運動方程式）
４　流れの基礎（その２）
５　流れの基礎（その３）
６　理想流体の流れ（渦度と循環、速度ポテンシャル、流れ関数）
７　理想流体の流れ（渦度と循環、速度ポテンシャル、流れ関数）（その２）
８　理想流体の流れ（複素速度ポテンシャル、円柱周りの流れ、翼周りの流れ）
９　理想流体の流れ（複素速度ポテンシャル、円柱周りの流れ、翼周りの流れ）（その２）
10　粘性流れの基礎（相似則、層流と乱流、円柱周りの流れ）
11　粘性流れの基礎（相似則、層流と乱流、円柱周りの流れ）（その２）
12　粘性流れの基礎方程式（連続の式、運動方程式、NS方程式）
13　粘性流れの基礎方程式（連続の式、運動方程式、NS方程式）（その２）
14　総復習
15　理解度チェック

＜成績評価方法及び水準＞

平常点(レポート等による)40%、中間および期末試験30%づつ

＜教科書＞

石間 経章著英和対照「工学基礎テキスト」シリーズ「流体力学」森北出版を必ず各自用意してください。

＜参考書＞

特に指定しない。

＜オフィスアワー＞

ito@cc.kogakuin.ac.jpに問い合わせの上随時。

＜学生へのメッセージ＞

この講義を通じて、流体工学の基礎について学ぶと同時に、専門書を自分で読んで新しい分野を習得する手法についても学んでもらいたいと思っています。その他、国際人として活躍できる素養を身に着けてもらえるようエピソードを交えて話します。

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