2014年度工学院大学大学院・機械工学専攻

マン・マシン・インターフェース特論(Advanced Man Machine Interface)[3503]


2単位
見崎 大悟 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2014/10/01

<授業のねらい及び具体的な到達目標>
 マン・マシン・インタフェース(MMI)は,機械(ロボット)と人間が協調して目標を達成するために必要とされており,21世紀のロボット社会において重要な技術のひとつである.また,近年,スマートフォンに代表されるようにインタフェースの出来が商品価値に直結する事が多くなり,エンジニアは人間中心のインタフェース設計を常に心がけなくてはいけない.
 本講義では,MMIの基本的またはその応用について知識を深めることで,各自が簡単なインタフェースについて実装・評価を行えることを目的とする.

<授業計画及び準備学習>
1.MMIの歴史
2.MMIの基礎
3.MMIを構成する要素技術
4.音声・画像インタフェース
5.Human Robot Interaction
6.健康と福祉のためインタフェース
7.学習・コミュニケーション支援のためインタフェース
8.フィジカルコンピューティング
9.次世代のインタフェース(BMI,AR,VRなど)
10. ユーザビリティー(インタフェースの評価方法)
11.人間中心設計
12.MMI設計演習(1)
13.MMI設計演習(2)
14.MMI設計演習(3)
15.最終課題

製品の人間中心の設計思想を学ぶために講義の前半に"James Adams :Good Products, Bad Products: Essential Elements to Achieving Superior Quality,McGraw-Hill"について輪読をおこなう.

<成績評価方法及び水準>
課題レポート(30%),および最終課題・レポート(70%)により成績評価を行う.

<教科書>
必要に応じて,プリントなどを配布.

<参考書>
椎尾:ヒューマンコンピュータインタラクシュン入門,サイエンス社
舘:バーチャルリアリティ学,コロナ社
James Adams :Good Products, Bad Products: Essential Elements to Achieving Superior Quality,McGraw-Hill

<オフィスアワー>
 新宿校舎(18-1861室):金曜日

<学生へのメッセージ>
 エンジニアは技術優先の考えや作り手の勝手な思い込みを排除して,常にユーザーの視点に立って設計を行う必要があります.演習では,人間中心の考え方でプロトタイプを作成・評価をおこない,エンジニアとしての基礎を身につけてもらいたいと思います.

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.